オバマ大統領が折った折り鶴 きょうから公開6月9日 4時13分

k10010550421_201606090455_201606090458.mp4

アメリカのオバマ大統領が先月、広島を訪れた際に寄贈した大統領みずからが折った折り鶴の公開が９日から、広島市の原爆資料館で始まります。

先月２７日、アメリカの現職大統領として初めて被爆地、広島を訪問したオバマ大統領は平和公園の原爆資料館に立ち寄り、被爆後、白血病で亡くなり、「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんが、回復を願って折った折り鶴など数点を視察しました。
その際、オバマ大統領はみずから和紙で折ったという折り鶴２羽を、出迎えた小学生と中学生に渡し、さらに２羽を芳名録に添えたということです。
今回、原爆資料館で公開されるのは、この４羽の折り鶴と芳名録で、芳名録には「私たちは戦争の苦しみを経験しました。共に、平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」と、核兵器の廃絶に向けたメッセージが記されています。
折り鶴と芳名録は９日から、ことし８月３１日まで公開され、資料館は多くの人に見てもらうことで、核兵器のない世界への機運が高まるきっかけになってほしいとしています。