子どもの貧困対策 活動費助成の事業募集 内閣府6月9日 5時13分

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内閣府は子どもの貧困対策として、民間の財団法人とともに創設した基金を使って、学習支援や生活支援を行うＮＰＯ法人などの活動費を助成するため、支援する事業を審査する委員会を新たに設置し、今月から事業の募集を始めることになりました。

内閣府は、貧困の連鎖を解消するには貧困状態にある子どもたち一人一人に寄り添った、きめ細かな支援が必要だとして、草の根の活動を行っているＮＰＯ法人などの活動費を助成するため、去年１０月、民間の財団法人とともに基金を創設して、寄付を呼びかけてきました。
その結果、先月末までに個人から１０４４件、企業から９３件の総額２億２５３万円余りの寄付が集まったことから、支援する事業を審査するための委員会を新たに設置し、今月２７日から事業の募集を始めることになりました。
内閣府は学習支援や、食事の提供などの生活支援、それに就労支援などを行うＮＰＯ法人などを対象に、５００万円を上限に助成することにしており、事業の継続性や効果などを審査したうえで、８月以降に支援する事業を決めることにしています。