[Video] Russian forces allegedly use cluster and phosphorus bombs on Aleppo and Idlib in Syria pic.twitter.com/okNHOsIPnv
— ANADOLU AGENCY (ENG) (@anadoluagency) 2016年6月8日
The regime used phosphoric bomb last night in the town of heritan near aleppo city .. pic.twitter.com/kNGw1PnG1o
— yasser alhaji (@yasseralhaji1) 2016年6月7日
現地からの報告者やトルコ・アナドル通信のツイートには燐(phosphorus)とありますが間違いです。これはテルミット焼夷弾です。以前に大々的に報道された白燐弾の影響で、焼夷兵器は何でも白燐弾だと誤解される風潮が広まってるのですが、クラスター・テルミット焼夷爆弾「RBK-250 ZAB-2.5」は攻撃用に専用設計された焼夷兵器(子弾は焼夷剤だけでなく炸薬も内蔵)であり、発煙弾として設計された白燐弾(アメリカ軍やイスラエル軍が使用したM825A1)よりもはるかに殺傷力が高い兵器です。
また、数日前にアレッポでの市街戦でロシア軍/シリア軍のTOS-1A重火炎放射システム(多連装サーモバリック・ロケット弾発射機)が対戦車ミサイルで撃破されています。TOS-1Aはサーモバリック弾薬に誘爆、大爆発となっています。
(着弾は45秒から)
TOS-1A重火炎放射システムは誘爆の様子を見ても分かる通り非常に強力な威力を持つ兵器です。そして多連装ロケットという兵器の性格上、目標へのピンポイント精密攻撃は不可能であり、本来は市街戦に投入していいものではありません。