今日はみどりにとって、記念すべき一日です。
確定拠出年金に申し込んだのです。
え……?今さら?何?という方はごめんなさい。
みどりはお洋服・美容については詳しいですが、お金のこと、よく知りません。
毎月のお給料から貯金はできるようになったけど......お金の運用方法に関する知識はほぼゼロ。泣
ちょっぴり勉強しました。あたらしい一歩が踏み出せた気がして嬉しいです。
今回学んだことをおさらいしつつ、同じように「なんじゃそりゃ?」という人に伝わるように、ばくっと解説してみました。
※本やウェブサイトなどを読んで得た、根拠のある情報を書きます。が、お金の運用については完全に素人です。丸飲みしないように。ご参考までにどうぞ。
企業型確定拠出年金とは
文字にもあるように、企業の年金制度のひとつです。
今まで、企業年金は『定年退職した時に年金を○○円払うよ』と従業員に約束していた*1そうです。
それに反して企業型確定拠出年金は『キミの年金を運用するのって負担だから、運用はキミの好きにやって。ただし、運用成績によって、もらえる年金の額は変わるよ。』というもの。
運用の仕方は、企業が勝手に決めてくれはしません。自分で決める必要があります。
ちなみに年金のひとつですから、原則、60歳以降にならないと下ろせません。
えーだったら、自分で口座持って貯金したほうがいいんじゃない?と思いますよね。わたしもそう思ってました。ですが、めっちゃ得なことがあります。
会社が自動的に積み立ててくれるお金に、自分の毎月のお給料から金額をプラスして積み立てる(=天引きする)と、住民税と所得税が年間ウン万円単位で安くなります。
普段の貯金とは別に、老後の資産づくりのためと思えば、十分に利用価値があるなーと思いました。
毎月のお給料から天引きされた分が所得控除になる
確定拠出年金では、毎月のお給料から天引きされた額が所得控除になります。そのため、住民税や所得税が安くなります。
お給料が増えると同時に増える税金たち。お給料が増えても税金に持っていかれて......あれ?という悲しい思い出はありませんか(´;ω;`)ウッ...
この税金をすこしでも、というかウン万円も払わなくていいなんて、とっても嬉しい!です。
あと、運用で儲かった分は何年でも非課税というメリットもあります。でも先のことってよく分からないな〜というのがわたしの本音。今のところ理解している最大のメリットは、税金が安くなることだなと思ってます。
ウチの会社そんな制度無いんだけど?
わかります。わたしも以前勤めていた会社にはこのような制度がなかったです。ゆえに興味も関心も沸きませんでした。
勤め先に企業型確定拠出年金制度がない人は「個人型確定拠出年金」に加入できるかもしれません。その会社の年金制度によっては、入れない場合もあるそうです。
企業型確定拠出年金とは細かいルールや選べる商品が異なりますが、住民税や所得税が安くなることについては企業型と同じです。人事や給与を管轄する部門の人に聞いてみましょう。会社によって違います。
ちなみに自営業の方も、国民年金に加入していれば、個人型確定拠出年金に申し込めます。(主婦や公務員の方は現在加入できません*2が、今後ルールが変わる可能性が高いです。)
個人型については、更新を楽しみにしているブログのひとつさようなら、憂鬱な木曜日の作者・宮田レイシープさんの記事がとてもわかり易いので是非読んでみてください。
金持ち紳士が会話形式で教える「個人型確定拠出年金(個人型DC)のメリット」 - さようなら、憂鬱な木曜日
↑ちなみに、企業型を利用する人もめちゃくちゃ参考になります。わたしも何度も読みました。レイシープさん、この場を借りて、本当にありがとうございます。
個人型確定拠出年金では、企業型よりもやや多い手数料等の負担があるので、全員がメリットを感じるかどうかは、分かりませんが、企業型と同じように、税金が安くなるのはとてもいいなと感じます。あー、もっと早く知りたかった!
企業型確定拠出年金の分配って?
もしかして、この記事には、企業型確定拠出年金の分配方法に迷っている人が見に来てくれているかもしれません。
自分の積み立てるお金を、どの商品に何%使うかを決める必要がありますが、まー良く分からないですよね。選ぼうと思っても指標がナイ。ちんぷんかんぷん。
ここで重要なのは、最終的にみどりが何を選んだのかではないと思っています。だって、みどりと同じ人生を送っている人は誰もいないからです。
今回、自分の老後の資産について思いを馳せた時「今後わたしはどう生きたいのだろう?」とめっっっちゃ考えました。
どんな人生を送り、誰と付き合い、何に夢中になり、何にお金を使い、老後はどんな風に過ごしたいのか。お金の運用について勉強することは、自分の人生を真剣に考えることでもあるんだな、と痛感しました。30歳を超えているのにボンヤリしすぎですね
ここで伝えたいのは、みどりと同じようにボンヤリして、今までお金についてあまり考えてこなかったなという人がいたら、いっちょこの機会にマジメに勉強してみては?という提案です。先行き不安かもしれない未来が、ちょっぴり明るくなりますよ。
でもやっぱりどうして良いか分からない人も、どうか適当には選ばないでください。自分なりの解にたどり着くまでの手段を記録しておくので、参考になったら嬉しいです。
確定拠出年金?ナニソレ?な時
- 会社の担当者に質問する
- 銀行員or元銀行員の友達に話を聞く
- 親に聞く
なんですかそれ。意味が分かりません。年金?運用?えー超めんどい。おすすめとか教えてほしいけど、形式化された説明会の中では、会社の人はおすすめなんて教えてくれません。
会社から分厚い資料を貰いましたが読む気にもなれません。なので詳しい人に話を聞きました。基本的には一対一で。時にはメールで。一生懸命聞きます。
なんとなく耳馴染みの言葉が増えたら、自分で調べてみます。
概要は分かったけど、もっと詳しく知りたい時
- 分からない単語の意味をネットで検索する
- 詳しそうな人のウェブサイトやブログを読む
- その人たちのおすすめの本を読む
- 本で覚えた言葉を使ってネットで検索する
ネットは知識をざっくり広げるのに良いですね。わからない言葉の意味を調べるだけでも、会社で貰った商品概要書を広げるのにとりあえず抵抗がなくなりました。
書籍を読むのは更にいいです。これは何でもそうだと思うのですが、色んな人の時間と労力が入り、正確な情報がスクリーニングされている可能性が高いからです。丸呑みはしませんが、勉強になります。その本の中で紹介された本を読むと更に勉強になります。
ルールは分かった!商品選びに入る時
- 更に本を読む
- 会社で貰った商品の概要書を読む
- 商品名をネットで検索して、更に詳しい概要書・運用報告書・目論見書などを読む
- 実際にざっくり計算してみる
色々と調べてみると、商品の概要書の見るべきポイントが分かってきました。数字が並んでいて吐きそうになりますが、要点を押さえて読み込んでいきます。
わからない単語はひたすらネットで検索します。
企業に寄ると思いますが、わたしが勤め先から貰った商品の概要書は、非常に簡略的で、分からないことが多かったです。その金融機関のホームページ上に、正式な概要書が掲載されているはずなので、是非検索してみてください。金融機関によって、書き方が違うことで、その機関のカラーがなんとなく分かり、面白かったです。
元本保証がないタイプの商品の概要書の中では、手数料はその時によって変わるよ〜としか書かれていないことがあります。そういう時は、運用報告書や目論見書を見ましょう。過去の実績が載っているので参考になります。
商品の概要書を読み込み、不明点をゼロにした後、どれにするか決めました。もちろん、コレはやり方のひとつです。もう全然詳しくないし何から手を付けたらいいかわからない!人の参考になりますように。
はてさて、どうなることやら
人生は有限ですが、これからも生きられるのなら、まだまだ先があるな〜と感じています。今回の決断がどう出るか、のんびりと見守ってみることにします。
お金のことは、今後も勉強を続けてみるつもり。はじめは面倒だなと思いましたが、知識が増えていくと、案外面白いですね。
記事を書くのに参考にした&オススメ本
宮田レイシープさんもおすすめの一冊。
1時間で読めます。超わかりやすい。頭の片隅に置いておきたい。
主に運用の本ですが勉強になります。
みどり