だまし絵のようで、本当に座れるイス

デザイナーのジョンガ・チョイがつくった「平らなイス」は、組み立ててれば座ることができる。平面から立体へ、立体から平面へと変形できるそのイスで、彼は視覚的なトリックを使った新しい家具のかたちを提案している。

VIDEO BY JONGHA CHOI
TEXT BY LIZ STINSON
TRANSLATION BY TOMOKO MUKAI/GALILEO

WIRED (US)

デザイナーのジョンガ・チョイは、狭いアパートのためのシンプルな「収納ソリューション」を提案している。使っていない家具をウォールアートにしてしまうのだ。

チョイは最近、オランダにある芸術系大学「デザイン・アカデミー・アイントホーフェン」を卒業したが、修士課程のテーマとして、平らにしたり開いたりすることができるベンチやスツールをつくった。チョイが「De-dimension」と呼ぶこのアイデアは、知覚的なひねりが効いたフラットパックだ。「組み立て」スツールの高さ、幅、奥行きを示す平面的な透視図が、現実へと変化するのである。

上の動画では、チョイが壁から家具を取り外し、とても簡単そうな動作で、飛び出す絵本のページのように家具を組み立てる様子を見ることができる。「物体に対するぼくたちの知覚経験が、平面のイメージと実際の対象物で異なるわけではないのだとしたら、平面から立体へ、立体から平面へと、相互に入れ替えることも可能なのではないでしょうか」とチョイは言う。

De-dimensionの場合、スツールやベンチは実際には2Dではない。だが、2次元と3次元を巧妙に交えた視覚的トリックは、製品化したら人気が出るかもしれない。