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 JR東日本は8日、山手線の原宿駅(東京都渋谷区)を、東京五輪のある2020年までに建て替えると発表した。近くに五輪会場の国立代々木競技場があり、混雑が見込まれるためだという。

 JR東によると、現駅舎は1924(大正13)年に建てられた。洋風の木造2階建てで、都内の木造駅舎としては最古とみられる。

 14年度の1日の平均乗車人数は約7万人。駅構内の通路が狭く、近くでコンサートがあると駅を入場規制する日もあり、五輪に向けて建て替えを決めた。

 新駅舎は現駅舎の南西の隣接地に線路をまたぐようにつくる。ホームを一つから二つに増やし、東側にしかない出入り口を西側にもつくる。乗客の使うスペースは2倍になる。

 現駅舎を取り壊すかどうかは、まだ決めていないという。JR東の冨田哲郎社長は「地元の皆様や渋谷区の意見もうかがい、検討したい」と話した。工事は早ければ今年中に始める。(石山英明)