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B-CAS使わず有料テレビ計70chを無料視聴 ネットで「不正プログラム」公開 17歳無職少年逮捕 警視庁
有料衛星放送を無料で視聴できる不正プログラムを制作しインターネット上に公開したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、不正競争防止法違反容疑で、佐賀市の無職少年(17)を逮捕した。同課によると、「今は語りたくない」と話している。
逮捕容疑は昨年6月23日ごろ、自宅で有料放送全約70チャンネルを視聴できるプログラムをネット上に公開したとしている。
少年はネット上に公開されていた数百ページに上るデジタル放送の仕様書を読み込んで視聴の仕組みを把握した上で、無料で見られる不正プログラムを独自に立ち上げた。プログラムは無償で公開していたが、寄付を求める書き込みをしていたという。
有料放送を契約すると本来、テレビに挿入する「B-CASカード」に契約期間や番組の情報などが書き込まれ視聴可能となる。少年のプログラムは、テレビが視聴できるパソコンにダウンロードし有料放送事業者ごとに割り当てられている暗号を入力すれば視聴可能となり、契約もB-CASカードも不要になる。