韓国軍 東海上で独島防衛訓練を開始=あすまで

【ソウル聯合ニュース】韓国軍は8日、海洋警察と共に東海上で独島防衛訓練を開始した。

 9日まで実施される訓練には、海軍駆逐艦をはじめとする水上艦約10隻と、P3海上哨戒機、対潜ヘリコプター「リンクス」などの航空機が投入された。海兵隊の一部も参加している。

 訓練は外部勢力が韓国の領土である独島を不法に占拠するため、上陸を試みた状況を想定して行われている。

 韓国軍は1986年に独島防衛訓練を始め、毎年春と秋に実施している。

 韓国軍は今回の訓練はあくまでも定例訓練であり、韓日関係を含む外交問題とは無関係との立場を取っている。

 ただ、日本政府の独島に対する領有権主張が強まっているだけに、今回の訓練は日本に対する強力な警告メッセージになるとみられる。

 日本政府は今年3月、高校の教科書検定で独島の領有権を主張する内容の教科書を合格させ、4月には独島の領有権を主張する外交青書を公表した。

 さらに、海上自衛隊は先月末、韓国、米国、日本を含む6カ国の海軍が韓国・鎮海と済州島の沖合で実施した救難訓練をめぐり、韓国の輸送・揚陸艦「独島」(1万4500トン)が投入される期間には訓練に参加しないとして、韓国軍の独島防衛の意志に強く反発した。

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