秋田県小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で宿泊施設として使用している寝台客車「ブルートレインあけぼの」の塗装作業が終了した。10日に宿泊営業を再開する。
【小坂鉄道レールパーク】鉄道ファン唾涎…その魅力とは
4両ある客車の塗装は1両ずつ行われた。昨年中に2両、今年5月から残る2両をレールパーク内の工場に入れ、専門業者が作業。青地に金色の帯が輝きを取り戻した。
寝台特急あけぼの(上野-青森)の廃止後に廃車となった車両を昨年5月、町がJR東日本から譲り受けた。風雪に耐えて走り抜いた車体は色がくすみ、一部は塗料が剥げていた。
レールパークの鈴木二朗副園長は「塗装で車体の傷みが減り、長く保存できる。美しい状態の車両を見に来てほしい」と話す。
宿泊料は大人1泊でA寝台個室4320円、B寝台個室3240円。土日祝日とその前日に営業。連絡先は小坂鉄道レールパーク0186(25)8890。