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【社会】

「保健」の授業実施せず 東村山の中学校、2年間

 東京都東村山市立東村山第三中学校が少なくとも過去二年間にわたり「保健」の授業をしていなかったことが八日、分かった。文部科学省は極めて問題だとして東京都教育委員会に事実確認と原因究明を求めた。

 同中学は今後、在校生だけでなく、希望する卒業生にも補習するなどの対応を検討している。

 国の学習指導要領では、「保健体育」のうち保健分野の授業は三年間で四十八単位時間程度を行うよう定められているが、市教委によると、同中学では少なくとも二〇一四年度から今月にかけて、保健の授業をしていなかった。保健の時間は体育の実技に充てられていたという。

 同中学の川崎達也校長は「学校が荒れていた時期に体を動かす体育の方が生徒指導に効果的との考えがあったようで、あしき習慣が続いてしまっていた。今後、生徒に不利益がないよう対応したい」と話している。

 

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