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木造復元、62%が賛成 名古屋城アンケート

 名古屋城天守閣の木造復元構想をめぐり、名古屋市は1日、天守閣の整備方法を2万人に聞いたアンケート結果を公表した。木造復元に賛成が62・1%で、現天守閣の耐震改修の26・3%を上回った。ただ、木造復元のうち河村たかし市長がこだわる、東京五輪開催に合わせた「2020年7月までの完成」は21・5%で、支持を集められなかった。

 市は14日開会の市議会6月定例会に、木造復元の基本設計費などを含む関連経費を計上する方針。アンケート結果も踏まえ、議会側が木造復元の是非を判断する見通しだ。

 アンケートは市内在住の18歳以上を対象に、郵送方式で5月に実施。木造復元と耐震改修それぞれの事業費や工程などの説明資料を同封し、木造復元の是非を尋ねた。最も多かったのは「20年7月にとらわれない木造復元」で40・6%。「耐震改修」が2番目に多く、「20年7月までの完成」は最も少なかった。回答率は36%。

 アンケート結果について、市長は木造推進の判断材料にするか明言していなかった。だが、木造復元自体は6割超の支持を集めたため、後押しの材料にしていくとみられる。

 6月定例会に提出予定の関連予算案は、天守閣の構造や仕様などをまとめた基本設計費や、天守台などの石垣の強度を調べる調査費などとみられる。

 議会側が予算案を可決すれば、市が優秀提案に選んだ竹中工務店の計画案に沿ってただちに設計作業に入り、事実上、木造復元の方針が決まる。一方、認めない場合は工程が遅れることになる。竹中案が前提としている20年7月完成が最も支持が少なかったため、難しい判断を迫られそうだ。5月に開かれた市民報告会で、当時議長だった藤沢忠将市議は「事実上、6月議会が(木造復元構想の)最初で最後の判断の機会になる」と強調していた。

(中日新聞)

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