ブロガー向けの記事。
記事タイトルの変更はSEO的に有効か?
過去記事に修正加除を施して検索順位の向上を図ることを「リライト」と呼んでいる。
過去に僕がUPしたエントリーにおいて、作業内「記事タイトルの変更」については、SEO的には何ら問題はなく、積極的に行うべき旨を綴っている。最近まではこれについて何の疑いもなくブログを運営していたのであるが、少し興味深い情報を耳にした。
SEO狙いでタイトルタグを変えるとどうなる? | 海外SEO情報ブログ
海外情報SEO情報ブログさんの2008年の記事であるが、「SEO狙いでタイトルタグを変更すると、検索順位を大幅に下げられる」旨の情報が記載されていたのだ。8年も前の情報ではあるが、記事内では以下のように述べられている。
“グーグルは、タイトルを変えることに対して、最近ものすごく不機嫌になる。”
あるフォーラムメンバーの比喩的表現ですが、フォーラムアドミニストレータのtedster氏も同感だとコメントし、同じような体験をしたと述べています。
最近、とはいってもやはり、かなりの時間が経過している感は否めない。だがしかし、公式の見解にてこのようなコメントがあったことは、無防備に看過しても良いとは思えない。
さらに、以下の記述も。
“(タイトルを)最適化するのにいちばんいいタイミングは、作成する時だ。一度できっちり仕上げろ。”
タイトルタグを変えると順位が下がるというのは、よく言われることです。 僕は、これを言われるがままに信じてきたので、サイトを立ち上げた後に大幅にタイトルタグをいじったことはありません。
「大幅に」がキーワードになっている気がする。現時点で記事タイトルの変更が検索順位に悪影響を及ぼさない、というのが一般的な認識になっているのは、がらりと改変するユーザーの絶対数がそもそも少なく、それについてのデータを収集している方がさらに稀だからではないだろうか。
妄信の危険
記事タイトルの変更によりアクセス数が増加したデータを開示して道を示すサイトは少なからず存在するが、それが絶対的に正しいとするのは妄信ではないだろうか。現時点での認識の大多数は「記事タイトルは変更しても問題なし」なのだろうけど、これは少々、誤解を生む表現であると考える。
適切な言葉を選んで言い直すとすれば「大幅で恣意的な改変をしない限り、記事タイトルの修正は検索順位を押し上げる可能性がある」こんなところで上手くまとまるかもしれない。
なお、例に挙げたサイトがことさらに記事タイトルの乱改変を促し、多くのユーザーに悪影響を及ぼしているなどということをいうつもりは全くない。彼(彼女)らの示すデータは虚偽であるとは言えないし、実際にアクセス数が上がった事例を示している可能性もある。
ただ、妄信はやはり危険ではないだろうか。小手先のSEO、例えば記事の内容を全く修正せずに片手間な記事タイトルの大幅な改変が、すべからくアクセスアップに繋がるかといえばそんなことはなく、そこにはリスクも存在するということをしっかりと認識すべきである。
記事タイトルはSEOの基本であり最重要。あとからの変更はプラス効果?マイナス効果?
記事タイトル変更の有効性を謳いつつも、その反証的内容を記載するサイトもある。デメリットについての情報を意識しているのは、僕だけではないようだね。
個人的には、記事タイトルは件の情報通り、1回で決めたいところ。それだけに、適当なタイトリングをして「あとで修正すれば良い」などと楽な考えを捨て、可能であれば考え抜いてつけたタイトルをずっと冠し続けられるような記事を書いていきたいと思う。
最後に、記事タイトルを付する際に考えていることを箇条書きに述べるので参考にされたし。
- 文字数は28文字がベスト、多くても32文字まで
- 検索に拾ってほしい重要ワードを前に持ってくる
- 一時的拡散よりも確実に検索流入を得る正統派のタイトルをつける
- キーワードを詰め込みすぎない(多くても4~5)
以上。