こんにちは、ほそいです。
「孤独のグルメ season4」で、ゴローさんの前にどーんとそびえ立って視聴者の度肝を抜いた、強烈なスペアリブをご存知でしょうか。
外苑前「シャンウェイ」にやって来ました。
「紹興酒と鉄板焼きのお店」と謳っていますが、ゴローさんが来店してからはすっかりスペアリブのお店として有名になったようです。そのせいもあり、毎日大繁盛。
18時の開店直後ならいけるかと思い予約するも「50分間なら」ということだった。
こぢんまりとした店内は、開店と同時に満席に。
鉄板焼きの蒸気が空腹を刺激する。
紹興酒をいきたいところですが、今日はお茶。
シャンウェイは本格中華料理店なので、中国茶も多く揃っているんです。
ロンジン茶(左)は、お店の料理にも使われています。出汁のようなまろやかさがあって好きなお茶です。
茶葉は販売もしています。
シャンゼリゼというピンク色のお茶。見た目通り、花のような香りと甘酸っぱさが特徴。
お茶は飲みきったら、二煎目からもお湯を入れてくれます。ゴローさんはアイス烏龍茶を飲んでいたけど、温かいお茶のほうがコスパはいいようです。
キターーー!
「毛沢東のスペアリブ」、1本680円也。
骨付きのスペアリブを揚げ、フライドガーリック、唐辛子、クミン、乾燥海老などのチップをドバーっとやった豪快な肉塊。
で、でかい・・・・・。
(俺もたいして小顔ではないが)顔と比較してこのでかさが伝わるだろうか。
裸の大将がおにぎりをほおばるスタイルで豪快に齧りつきましょう。手が汚れるのは気にしてはいけません。
この骨付き肉、骨が小さいんです。なのでほとんど肉。 一個でけっこうお腹いっぱいになります。
それにしてもこのスパイスチップがうますぎる。けっこう辛いけど、これだけつまんじゃいます。
そうそう、このチップだけでも持ち帰り用に包んでくれるんですよ。
家でスペアリブをやるとき、これをまぶせば毛沢東が再現できるかも?
ゴローズセレクションその二、黒チャーハン。
中国のたまり醤油のチャーハンです。
黒さに偽りなくてびっくり。しょっぱいけれど匙がとまらん。オイスターソースのような甘さもあり、妙に後を引きます。
「烏龍茶のチャーハン」もあって、そちらは揚げられたお茶の葉がトッピングされています。
こちらもゴローさん絶賛の「天使の海老 ロンジン茶炒め」。
上に乗っているのはロンジン茶のおこげです。
これをどかすと・・・
海老とたっぷりの野菜〜。天使の海老ってどうして天使なんですか?と尋ねると、そういうブランドとのこと。
料理は薄味で、おこげは程よくしょっぱいので、ちぎって海老と一緒に食べて味を調節すべし。
天使の海老をそのまま食べてみると、海老本来の甘みがかなり強いなあと思いました。身が締まってぷりぷり。お茶おこげを巻くようにして食べてもグッドでした。
最後はマーラータンで締めます。これ、めっちゃ辛そうでしょう。
丸い唐辛子がプカプカ浮いているんだもん、辛いもの好きな私でも怖じ気づく赤さ。
ところがどっこい、そんなに辛くないんです。
後味は少し辛いけど、普通のスープのようにごくごく飲めるじゃん。主な具は豆腐と白滝とエノキ。
この鰹出汁のようなコクは何だろう。と思っていたら、やっぱり出てきました、干し海老。海老の出汁だったんですね。
ただの辛いスープと思ったら大間違い。中華料理の奥ゆかしさを感じる、素材の味を活かした料理でした。
以上、外苑前シャンウェイでした。
この繁盛ぶりは人気番組に出たからだけではない、と断言できる確実なおいしさ。
料理ひとつひとつにお店なりの工夫がしてあって、馴染みの食材でもはじめて食べるような味に仕上がっています。
丸の内の新丸ビル「ロータスムーン」でも、シャンウェイの毛沢東のスペアリブや黒チャーハンが食べられます。とりあえずスペアリブ食べたい!という人はそちらも要チェックです。
持ち帰ったスパイスチップを、家で焼いたスペアリブにかけてみました。
まんま毛沢東スペアリブにはならないけど、再現度は高かったですよ。
お肉だけでなく、生野菜にかけても絶対おいしいと思います。この魔法のチップを別売りしてくれたら5キロくらい買いたい。
紹介したお店
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-5 2F
TEL:03-3475-3425
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/