2006-06-05 秋田の男児殺害事件の犯人視報道
きのうの秋田の米山豪憲君の殺害事件で「近所の女が事情聴取」されたテレビのニュース映像は、事情聴取に赴く女性の映像に顔だけモザイクをかけているというものの、乗っている車の中まで映すし、家から出るところ、家を家宅捜索する警察官とともに、家のつくりやその細部までなぞるようなしつこい映像だった。名前と顔写真だけ出していないからといって、これで被疑者の人権を守ったテレビ報道といえるのだろうか。大変疑問に思った。これはまぎれもなく犯人視報道であり、人権侵害がひどい。
今朝のわが北日本新聞は、「実家を出て能代署に向かう畠山鈴香容疑者」の全身写真を一面トップで掲げている。「水死女児の母逮捕」という見出しであった。社会面の記事を読むと、この女性が結婚、出産後離婚している、独り身の母親であることが書かれていた。見出しは「育児の無関心目立つ」と育児放棄をしていたといわんばかりだ。子どもの虐待防止センターの理事長の「責任転嫁する心理が捜査批判」というコメントもとっているから、ああ容疑者は育児放棄していたひどい母だったのか、という風に読むようにつくられていると思った。この面の見出しは「悲劇の母演じる」だし、、。ネットでみてみたら、「悲劇のママがまさか」というのもあるなあ。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060605it05.htmここは、写真をふんだんに出している。http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200606/sha2006060501.html
今朝の新聞をみて、きのうの報道があんなに人権無視で平気だったわけがわかったような気がした。被疑者が離婚した独り身の女だったことと無関係ではないように感じた。あとで人権侵害だと文句つけられるようなこともないだろうとたかを括っていたんだのではないか。なんかマスコミの傲慢さを感じた。いくら容疑者だからといって、犯人と決まったわけでもないのに、名前だけ出さないからといってなめるような映像での犯人視報道を執拗に流していいわけはない。で、今朝は顔と名前を出して再度流しまくっていた。
「悲劇の母演じる」と見出しをつける今朝の新聞の報道と、きのうの人権無視のテレビ映像は、女性の人権を十分に理解していないという点でどっちもどっちのような気がした。みなさんは、どう思われますか。
“好きなものだけ食べたい”〜小さな食卓の大きな変化〜
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060604.html
簡単に言うと、小学生の食生活が乱れている→低年齢の生活習慣病の増加、体格の変化、今後の予測→こりゃ大変!という番組でした。
その中で、小学校での調査で洗い出された食生活に問題がありそうな家庭に直接取材をしていました。
好きなものしか食べなくて夕食の内容が著しく偏っている子は母、祖父母、曾祖母(だったか?)という家族構成。
ほとんど朝食抜きで登校してくる子は母子家庭でした。
両親そろっていても食生活の乱れている家庭はたくさんあると思うのだけど…むしろ、お父さんがいる家庭では、そういうどちらかというと家庭の恥ずかしい部分の取材に応じるおおらかさ(?)は無いのかな〜
それから、肥満児の指導をしている小児科の女医さんのコメントにも「生まれた時からお母さんの母乳を飲み、お母さんの作った料理を食べ…」と、お母さん、お母さんの連呼。途中で一度それに気付いて少し言い直しをさえれていたようですが…
とにかく、なんか釈然としないものが残りました。
番組の最後のところで、どちらの家庭も子どもたちの食生活の改善に取り組んでいる様子が映し出されていたのでとってもホッしました。
このお母さんたちは決してネグレクトをしているんじゃない。お父さんの分も働いて子どもたちを育てていくのに一生懸命なんだ、わかっとんがケ、あんたらっチャ!と、つよく思うのでした。
類語で検索しなおしたら出てきたのは、ダイレクト と ネグリジェ (-_-;)
Yahoo!辞書なんか引いた私が悪いんだけど、そろそろ「はてなユーザー」になって、「はてな」を使い込んでみようろうかな〜朝日新聞の日曜版にもチョビッと出てたしね。ハッキリ言ってこのブログへ来て初めて「はてな」を知ったのでした。
その都度「人権どうのこうの」が問題になりますが、今回Discourさんがひっかかったのは容疑者が女性だからですか?
「おたく」「ひきこもり「うつ病」などなど、今までもピンポイントで責められた事例は事欠かないと思うのですが…
あと前々から漠然と思っていたことですが、報道の際に「○○町の△山□子」などというように住所・氏名が公表されたとしても、遠く離れた地方にいると「どこの誰よ?」って感じでほとんど匿名と変わりません。近所の住人なら一発でわかるとはいえ、そんなオオゴトなら報道される前に近所中で知れ渡っているでしょう。
ところがこれが映像だといっぺんにリアルなものなってしまう。
顔のアップが何度も流されて、たちえ実名が伏せられていたとしても「ふぅん、コイツかぁ、いかにも悪そうな人相だ!」(※今回の事件のコトではありません)などとシッカリ覚えてしまうんですよね。どんなに離れた地方のことであろうとも…
だからエ〜サマの人に与える影響はおとろしいちゃ〜 というオチになるのかな?
自分で書いててよくワカンナイだすが…あっ、お昼休みだ。
さきほどの「女だから」という部分ですが、単純に嫌悪感を抱いたからといって、単純に「女だから」「男だから」というくくりで言っていたつもりはありません。次のように言い換えてみます。
discourさんが「いやだなぁ」と感じる元にはジェンダーが絡んでいるから(多くの人が自然に思っている女についての社会規範)、こういうふうなエントリーをたてて指摘されるんですか?
しかし、こう書いてみて気付いたんですが、そもそもこのブログは「ジェンダーとメディア」ブログなんだから、こういうエントリーを立てること自体すごく当然というか、立てない方がヘンなんですよね。
こういう事件があって、ああいう報道の仕方があれば、それを指摘するのはdiscourさんのスタンスからすれば、すごく当然。
…と、いうふうに理解させていただきましたが、こんな私ってトンチンカンでしょうか?
at さん、おひさですね。おげんきですか。
食育も「お母さん」連呼では食育の成果はあげられないでしょうしね。
それから食育といえば、ついこのまえうちでも食育にいちゃもんをつけてしまいました。
http://d.hatena.ne.jp/demian/20060531/p1
そこでも書いたのですが、食育の大切さを訴える人は、一体誰が家庭で食事を作ることを想定しているのかなあ?とふと聞いてみたくなることがあります。
食育エントリー拝見しました。「医学的に健康によさげで(要データ)、おいしくて、あんまり手間がかからず、エコロジカルで農薬たっぷりでなくて問題含みでなさげな食材を使って、地産地消ちっくな食事を考えてみてはと思うのでした。その中で昔の日本食の良さも見直していいかもしれない。
また、家族が一緒に料理を作ったり、だんらんできるようにサービス残業やら遅くまでのパートなんかせずにのんびり暮らせる社会づくりもセットでやるべきでしょうね。真面目に家族の食事が大事だと思うのであれば。」に同感です。
食育報道では、行政も性別役割分業の見直しを言っている中、あからさまに「お母さん子どもにあったかい食事を手作りしてあげましょう」とは言えなくなったので奥歯に物がはさまったいい方になっているような気がしました。
残念な世の中です。
「人権がうっとうしくて仕方ない人たち=他人を好き勝手に支配したい人たち」が必死にプロパガンダしてるだけだと思いますが。
それはともかく、東京・調布で別の言論弾圧事件発覚です。今日の東京新聞。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060606/eve_____sya_____006.shtml
反人権が一部の保守派の所業というのは既に楽観論だと思います。9.11以降世界中で人権より治安や安全を重視する考えが蔓延。
日本では本来ジェンフリの支持者と思われてきた若年女性が、「人権」より「安全」を重視するようになってsまっております。
まあ凶悪犯罪の意図的誇張報道の所業と穿った見方もできますが。
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/44/
>日本女性学会・ジェンダー研究会編
>『Q&A 男女共同参画/ジェンダーフリー・バッシング―――バックラッシュへの徹底反論』(明石書店)
って本を紹介されてるんだけど、そのなかで、
> すでに木村涼子編『ジェンダーフリー・トラブル』(現代書館、2005年)、浅井春夫・他『ジェンダー/セクシュアリティの教育を創る』(明石書店、2006年)といった類書もありますが、まだまだフェミニズム側の主張は知られていないので、Q&Aを中心にわかりやすく簡潔にまとめました。
どうしてここに、
浅井春夫/北村邦夫/橋本紀子/村瀬幸浩編著『ジェンダーフリー・性教育バッシング ここが知りたい50のQ&A』(大月書店2003年)が出てこないのか不思議。
http://www.otsukishoten.co.jp/search/Detail.asp?ID=2942
イダ本のタイトルと、「ジェンダーフリー」「バッシング」「Q&A」まで一致するんだけどな。
これって、もしかしたら、大月書店本に対する伊田さんの
オマージュ
なのかしらん?
目次を見ると、「女らしさ/男らしさ」という個人の「らしさ」意識からスタートするようになっているようです。また意識を語る本になっている模様。それに、ジェンダー問題なのに、意識と教育が中心のような案配だ。そうなると、tn さんがおっしゃる別の本とかぶるねえ。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tv_to_do/060113_1st/index.html
そう言った意味では今流行の村上ファンド、ホリエモン問題にも共通して「マスコミにたてつく奴が隙を見せたら徹底的に叩く」と言う感じでしょうか?
離婚して云々は叩くネタ(奈良の幼児殺害の小林被告のオタクネタと一緒)の一つではあると思いますが、そこをメインに考えるのはうがちすぎに移るのですが如何でしょうか?
「LINK」が、「伊田広行ホームページ」と「伊田広行ブログ」っていったい…
このゾウさんは何をあらわしているのでしょうかぁ、誰かおせぇて〜
ところで、brother-rさんの言われることには、いつもフムフムと頷いてしまう私です。
たぶん、私も最初は「過敏なのではないか?」と感じて「容疑者が女性だからですか?」という質問になったのだと思います。
今回の事件の一連の報道にしてもNHKスペシャルにしても、片親であることをとりたてて指摘している様子はなく、その点に関してはあるがままを伝えている、という風にとれます。
あえて指摘しているわけではない。ましてや、だからどうだという結論づけもない。でも、受け取る側には自然とわきあがってくる何かがある。それを知っているからこそ、さりげなくそういう情報を流す。
そういう見方もできますね。(←学習の成果か!?)
なぜか -r さん になっちゃいました。
brother-t さん ですよね〜 (^^;
よくよくみれば、天空の雲に乗ったやんごとなきお方がおられる由、、ああ、やっぱりスピリチュアルなのね〜とようやくにして悟ったわたし。ゾウって神様の使いとか言われてましたものね。ゾウに気づいたあっぷあっぷさんに1ドギーわけてあげよう。
コメント欄長くなって、そろそろ新しいエントリーたてないとね。今日の「バックラッシュ!」サイトのジェンダーフリーとバックラッシュエントリーについても書きたいと思っていたとこだし・・
それ言ったら、渋谷109前で空中浮遊しながらメガホンで何かを叫んでいる、身長約10メートルの巨大女も激しくナゾなのだけど。
『話を聞かない男、地図が読めない女』にありましたね。「空間能力に長けている女は、一割いるかいないかである。」あっぷあっぷさんだけ合格?
「女の空間能力が劣っているのは、男以外の生き物を追いかけたことがないから」ってどうよ。
フォローありがとうございます。確かにdiscourさん達の言われる事、それを取り上げる理由と言うのも分かるのですが、メディアの授業を大学でやられている方にしてはあまりにも考察が甘いかなと感じてしまいます。
少なくとも背景に関しては近鉄買収以降のホリエモン騒動で散々語られてきた事だと思います。
若い世代のマスコミ離れが加速し、マスコミへの接触度が高いのは時間があり、かつパソコンに触れる時間の少ない中高年及びニートなどに絞られてきた事、またこれまでマスコミを支えてきた大手企業の広告が静かに確実に別メディアに移りつつある事、以前から言われてきたマスコミの存在基盤の脆弱化と受けて層の特定化による公共メディアから高齢者向け福祉娯楽メディアへの変化等による予兆は少なからずあったと思います。個人的にはやはり一番感じたのはホリエモン騒動なのですがその辺を考えないでいきなりこの事件となるとジェンダー論としては良いのだろうけどメディア論としてはかけているものが多すぎるのではと感じます。
あと人権に関しては極端に言えば若い世代にとっては「その言葉を叫ぶ余裕のある人たちは守ってくれるけど自分達は守ってくれそうに無い(守ってくれるのは法律と人間関係とスキル・・・かな?)」物でしかないでしょう。
多少古いネタですが千葉県の方で動労のストライキ問題(yamtomさんはご存知かも知れませんが木更津の方がメインの問題です)と言うのがあります。ここでは毎年組合のストライキなどの影響で仕事や生活に支障をきたす事が多々あります。その為に地域の人たちの反発を招いているようです。
http://www.e217.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=145&forum=1
確かに組合のやる事は法に則った正当な事ですし、彼らがストライキをする事で労働者の権利が認められそれが回りまわって自分の利益になる事も考えられます。
ただそれが意識できないくらい忙しかったり、その利益以上にストの被害が大きいと言う人にとっては意味が無いでしょう。多分今の若者と言うのは圧倒的後者が多く人権が主張できるくらい余裕のある中高年はそこまで酷くは無いでしょうが動労のような存在に移っているのではないでしょうか?
フランスで雇用に関する法律のことで若者たちがストを起こしたときは、なんと、自分たちには何の関係もない、もしくは下手をすると自分たちの雇用を圧迫しかねないのに、上の世代の大人たちが彼らを指示して協力する形でストを行ったりしたそうです。個人の自由や幸福の追求を大切にすると同時に、他人の幸福追求が阻害される時には協力しようという意識があるようなんですね。また、他者への想像力(思いやり)や、社会的な連帯の大切さが意識されているのかな、とも思います。
そういうことを忘れて、自分たちのことだけ、をみんなが考えているのが日本の現状ですね。自分たちも労働していたり、これから労働することになるかもしれないのにそのことを忘れて、「お客さま=神様」として安いもの、いいサービスだけを求めてしまうことは大きな問題だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/demian/20060505/p1
で少しそのことに触れました。
するとpavlushaさんが、
http://d.hatena.ne.jp/pavlusha/20060505#p1
で掘り下げてくれて、さらに
「一人の人間が生産者と消費者に解離することを疎外と呼んだのは誰だったっけ。」
というコメントをそこでした人もいました。
そういう状態になっていることに気がついて、これはいかん!とまずわたしたちが気がつくことが大事だと思います。
また、人権についてなんで人に守ってもらおうとぼさーっとしていて何もしようとしないのかも不思議ですね。2ちゃんやどこかの掲示板に文句書いてないで、なんかやれよと。鉄道のストに文句があるなら、労働者の就労条件をまともにしてストを起こさずに済むようにしろと会社に言えよと。そういうスタンスでやれば、あとあと自分たちの就労条件にもいい形でまわってきますし(社会的連帯の発想のメリットです=情けは人のためならず、ともいいます)。ストに協力して会社に文句を言ったりするのは単純に困っている人の人助け、でもあります。
そういうことが出来にくくなったり、そういう意識が薄れてしまうのが現在の「新自由主義」と呼ばれるものの考え方やそれにもとづいた出来事の困ったところですが、結局それにすっかり取り込まれてわたしたちは苦しんでいるわけです。brother-tさんの書き込みを読んで改めてそう思いました。みんなでネオリベラリズムやって自分で自分の首を絞めているわけですね。不満や怒りを向ける方向がすっかり間違っています。疎外なんていう古典的な概念がいまさら当てはまるみっともない状況をなんとかしましょうよ。
それからbrother-tさんのホームページ、ぜひ知りたいなあ。ここに来られる理由もぜひぜひ♪
そうですか、フェミヲタ向けの論説ですか、でもそれを公的な場でやるとしたら問題がありそうな気がします。
>demainさん
フランスに関しては難しいですね。正直そう言った見方も出来ますが、もともとフランスの雇用方式の変更の前提にあるものが暴動で待ったなしとなった移民を中心とした下層階級の雇用問題だけに、裏を返してみればあのストライキは少なくとも職がある程度保障(学生さんにしても職業に就けないと予想される層ではなさそうな・・・)された中級の階級の人達が移民を中心とした下層の階級を排除する動きにも見えます。
動労のネタも形は違いますがそう言った意味で取り上げています。少なくともストそのものには反対しませんが電車が止まる事で被害を受ける沿線住民(動労の場合は木更津近辺に集中するようです、それが直接ではないにせよ転居した人までいると聞くと・・・)をどう考えるか、そう言った視点が求められているのではと感じて書いたのです。ここに来る理由ではないですが書く理由の一つはこの辺の問題提起です。
あと「新自由主義」に関しては実はそれが問題なのでなく、対抗軸を担える存在が居ないのが問題だと感じています。個人的には対抗する言葉遊びで無いまっとうな言説をきちんと伝えられたのは青木雄二位かなと感じているので・・・。
しかし、みなさんのやりとりを見ていると、どの意見もある見方からすればそれは正しいし、また逆の見方をすれば絶対真理でもない。…という風に受け取れます。
数学や物理のように、正否がスパッといいきれるものではないのです。
discourさんとbrother-tさんは、元々立ち位置が違う、視点が違う。それぞれの価値観でもって、問題視する部分や、物事の優先順位が違うのは当然だと思います。
brother-tさんが、ここで指摘されることのひとつひとつには「むむむ、世の中にはそういうこともあるのか!」とシゲキを受けることもありますが「だからと言って、ここでそれを持ち出してもなぁ」というカンジを受けることもしばしばです。
それは私が夕食の献立などを一生懸命考えている時に「世界には飢えている子どもがたくさんいるんだ!」などと耳元で叫ばれてるようなカンジ… (う〜む、いかにもたとえがオバちゃんらしい)
こんなたとえを書くと、「だから、あなたはノウテンキなの!」と、discourさんとbrother-tさんと、どっちからもオシカリを受けたりして…
ん〜、何にせよ 私みたいな鈍感な愚民にしたらdiscourさんの言ってることは「フェミヲタ向け」というほどに極端な論説とは思えませんがね
そろそろ、ここ おしまいにしませんか〜チョ〜長いですよぉ
どうもです。ちょっと最近brother-tさんがどのような背景に基づいてものを考えておられるのか情報が少ないので、一体何のためにここに来られるのかわからなくなってきちゃいました。discourさんやわたしの書いたことに対して、いろいろ注意点を書いてくださっているのは分かるのですが、そればかりなので、brother-tさんが一体何を考えておいでで何をしたいのかわかりません。困りました。
それだけにご自身のお考えや主張を知りたいのでホームページを教えて欲しいなあ、と思うのです。お互いのものの考え方や背景が判ればより良い話し合いができます。また、背景がわからない相手に対して長いことやり取りを続けることはブログ運営者に大きな精神的・物理的負担を負わせます。と、いうことでわたしのブログのコメント欄ではそうした情報を開示してなるべく詳しく自己紹介してもらうことをルールにしています。要するにフェアにお互い恥をかけるようにすることで【コメント者→ブログ運営者】という一方向性をなくし、双方向なやりとりをしましょうよ♪ということです。
それから先日のお話を振り返ってみて思いましたが、ワタリさんの日ごろの主張というのは家父長制や新自由主義とは相性が悪く、brother-tさんが書いておられるような主張や思考とはむしろ対立するものです。ワタリさんは過剰な流動性に対する砦として家族を出しておられますが、家父長制自体を支持するようなことはこれまで書いておられませんし、むしろ男性中心の共同体によって苦しんでいる人でもあります。その苦しみの声が書かれた文章にはきちんと目を通されましたでしょうか?なぜワタリさんのエントリを出されたのですか?たまたまご自身の主張に都合のいい箇所があったので利用されただけなのでしょうか?そのような利用のされ方はワタリさんは決して望まれないと思いますよ。
そして上でいただきましたコメントですが、そこで指摘された移民の話とのからみはありますが、わたしはスペースの関係と、discourさんのコメント欄であるということで遠慮してはしょって書いているのです。結局こんなに長々と書いてますけども(苦笑)。その辺を理解していただけますと幸いです。この場合、移民の問題を指摘するよりも、移民とのからみで、一体どういう対策がいいのか先にbrother-tさんが教えてくださると嬉しいのですが。
それから動労のことについても同様です。問題提起も大事ですが、ここはジェンダーとメディアのことについてdiscourさんが問題提起しておられる場です。お互いそこを理解してコメントをしていきましょうね♪むしろ動労のことなどについての問題提起やどういう解決策が考えられるのか、brother-tさんのホームページで書いてくださるのをとても楽しみにしています。言葉遊びでない新自由主義への対抗策も楽しみにしております。ていうかbrother-tさんの書かれたものが上にも書いたように新自由主義的に読めるのですけれども(^_^;)
また、ここに来ておられる他のみなさんは自分が問題に感じたことについて、言葉遊びでなく、何か行動で取り組んでおられる方ばかりですが、これだけ問題意識をお持ちのbrother-tさんが日ごろどんな行動でものごとに取り組んでおられるのかも興味しんしんです。というわけで次回はbrother-tさんの自己紹介とホームページ紹介を楽しみにしております♪
>discourさん、ワタクシごとでコメント欄を使ってしまってどうもすいません。
>あっぷあっぷさん、脱線のきっかけを作ってしまってすいません。全くおっしゃる通りですね。ちなみにわたしにもdiscourさんが何か極端なことを書いておられるとはぜんぜん思えませんでした。
いつもいつもお騒がせ&生意気なこと言って申し訳ありません。もう少しお付き合い下さい。
>あっぷあっぷさん
確かに仰るとおりこの手の問題に正解は無いと思います。実はそこが私の主張らしき物の原点です。そうとられなかったのは私の修行不足ですね。ただ1つだけいえるのは国なり行政なりに関して確実にいえるのは「国民を飢え死にさせるようではおしまいだろう」と言う制約条件です。これは個人にも当てはまると思います。
と言うことでその辺はどうしても反応がきつくなってしまいます。
さて話を戻しますが、正解が無い中での何らかの答えらしき物と言うのはどうしても現実性が無いか、あるいは必要な前提条件が足りないかのどちらかを疑わざるを得ないわけです。と言う事で足りない物はなんだろうと考えてその結果を色々と挙げていったわけです。
フェミヲタに関しては正直書きすぎかなとも思うのですが、外への繋がりがどっちにしても必要か菜と思ったのとすぐに人権と治安と言う結論を出してどっかしらに治安を選ぶ人たちへの侮蔑の感情を感じたのでそれは違うだろうと言うことで書きました。
>demainさん
家父長制や保守的な考え方は上での考え方の基、直接的な主張と言うよりもこういう結論のもって行き方もありうるだろうと言う事で示しただけの物です。
新自由主義や保守的な考えが今蔓延しているとしたらそれが正しいから選ばれたわけでなく、他がより非現実的であったり、魅力が無い中で一番マシかなと言う選択の結果なのではないかと感じています。
ワタリさんを例に挙げたのはその辺の部分がきちんと書けているからです。確かに彼女は家父長制にも新自由主義にも反対だと思います。だからといってフェミニズムに対してはそれ以上に拒否反応があるのでああいった結論に陥ったと見ているので自分の主張に都合が良いといえばそうですが、一応そう言った観点で挙げました。
逆にその対抗軸をきちんと構築する為には短絡的に批判したり間違っている点を挙げて結論を出すのでなく現実の社会をじっくり見据えてじっくり結論を出していくしかないのではないかと感じます。
逆に言えば動労や移民の問題に対してそう安易に結論を出すべきではないわけです。どんな結論を出そうと結局誰かが傷つく、あるいは大きな損失を蒙るのは目に見えていますから、それを前提にして考え無くてはならないと言うのが現段階での答えとしか言い様がありません。何か正しげな答えを出すのはそれこそ単なる言葉遊びでしかないと思います。
楽しみにされているHPですが、動労のところで書いたリンク先のほうがそう言った主張に近いし、主張そのものは全く手をつけていないので今は保留します。
「バックラッシュ!」本で19,037位
「イダQ&A」 本で27,726位
やばいよやばいよ。。。イダ本はすでに発売中だし、出版社的にもパワーあるし。。。