06月07日 19時58分
岡山市のマンションの駐車場で、神戸山口組系の暴力団幹部を拳銃で撃ち、殺害したとして対立する指定暴力団、山口組系の暴力団員が逮捕された事件で、警察は7日、名古屋市内にある山口組系の2次団体の暴力団事務所などを捜索しました。
5月31日、岡山市南区豊成のマンションの駐車場で神戸山口組系の池田組幹部の高木忠組員(55)が拳銃で撃たれて死亡し、岡山県警は出頭してきた指定暴力団、山口組弘道会系の暴力団員で愛知県半田市の山本英之容疑者(32)を殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕しました。
警察は裏付け捜査を進めるため、7日昼前から名古屋市にある山口組の2次団体の弘道会の事務所や山本容疑者が入る愛知県半田市の山本興業など3か所の捜索を行いました。このうち、弘道会の事務所には午後3時頃、警察官約50人が段ボールや箱を持って次々と中に入りました。
これまでの調べで山本容疑者は捜査本部が置かれている岡山南警察署に1人で出頭したということですが、その際、拳銃を持っていなかったことがわかっています。
警察によりますと、7日の捜索では何も押収していないということで、警察は引き続き裏付け捜査を進めるとともに、事件の背景には山口組分裂をめぐる対立抗争があるとみて捜査を進めています。
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