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皇太子ご一家、ポンペイ展に

「世界遺産ポンペイの壁画展」を鑑賞される皇太子さま、雅子さま、愛子さま=7日午後、東京都港区で(隈崎稔樹撮影)

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 皇太子ご一家は七日、東京都港区の六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催中の「世界遺産 ポンペイの壁画展」(東京新聞=中日新聞東京本社=など主催、七月三日まで)を鑑賞された。

 日本とイタリアの国交樹立百五十周年記念として、火山の大噴火により滅んだ古代ローマの都市、ポンペイから発掘された壁画八十点を展示している。

 ご一家は芳賀京子東北大准教授(ギリシャ・ローマ美術史)の説明を受け、壁画へ顔を近付けたり、腰をかがめたりしながら鑑賞した。一九六三年にポンペイ近郊で発見された農園別荘の食堂の様子を、大型壁画を並べ立体的に再現した展示で、当時は寝そべりながら宴会をしていたと説明されると、ご一家から笑いが起きた。

 芳賀准教授によると、皇太子さまと雅子さまが愛子さまに、ポンペイについて説明する場面もあった。愛子さまは帰り際、見送りの駐日イタリア大使夫妻にイタリア語で「アリベデルチ(さようなら)」とあいさつしたという。

     ◇

 「世界遺産 ポンペイの壁画展」は七月二十三日から九月二十五日まで、名古屋市博物館(瑞穂区)でも開かれる。会期中は講演や学芸員による展示解説がある。

 

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