日銀の金融政策にとって重要な意味を持つ10年程度先の長期の物価予想が一段と下振れてきた。７日公表された民間エコノミスト向け調査では、日銀が2013年４月に量的・質的緩和（現在はマイナス金利付き量的・質的緩和）を始める前の水準に逆戻りした。黒田東彦総裁のもとでの緩和策の効果が帳消しになったともいえる動きで、重い意味を持つ。原油安だけでなく円高、消費のもたつきなど様々な要因が背景にあるもようだ。人々…
2016年6月8日（水）
電子版/新聞
日銀の金融政策にとって重要な意味を持つ10年程度先の長期の物価予想が一段と下振れてきた。７日公表された民間エコノミスト向け調査では、日銀が2013年４月に量的・質的緩和（現在はマイナス金利付き量的・質的緩和）を始める前の水準に逆戻りした。黒田東彦総裁のもとでの緩和策の効果が帳消しになったともいえる動きで、重い意味を持つ。原油安だけでなく円高、消費のもたつきなど様々な要因が背景にあるもようだ。人々…
黒田東彦、日銀、FOCUS、原油安
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