たばこパッケージの警告表示強化へ

たばこパッケージの警告表示強化へ
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たばこのパッケージに記載している警告表示について、財務省の審議会は病気にかかる危険性や未成年者の喫煙防止を強調するなど健康への悪影響を知らせる表示を強化する案をまとめました。
財務省の審議会では国際的にたばこの警告表示の強化が進んでいることを受けて、ことし2月から販売業者や医療関係者から意見を聞くなどして検討を重ね、今回、警告表示の強化案をまとめました。
それによりますと、現在喫煙によって危険性が高まる病気として肺がんや心筋梗塞などが例示されていますが、これに食道がんなどの多くのがん、歯周病、そして妊婦が喫煙した場合、乳幼児突然死症候群のリスクが高まるという警告を新たに加えます。
また、未成年者の喫煙防止の警告表示について、今後はすべてのパッケージに記載するとともに「絶対ダメ」などと表現も強めます。さらに現状の警告表示は文字数が多く、警告の効果がひと目で分かるようになっていないとして、警告の表現をより簡潔に、文字もより大きくするとしています。
財務省の審議会では今回の案について一般からも意見を募ったうえで、ことしの秋以降、たばこの警告表示の強化に必要な省令などの改正を目指すことにしています。