ヘイトデモの公園使用認めず
川崎市、「不当な差別的言動」
川崎市は31日、市内の公園で6月5日に予定されているデモの主催団体側に、公園使用の許可を出さない決定をしたと発表した。この団体は在日コリアンの排除を訴え、差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返していた。
ヘイトスピーチをなくすための取り組みを国や自治体に求めた対策法が24日に成立。市の対応が注目されていた。
福田紀彦市長は「これまで市内でヘイトスピーチデモが行われてきたことは大変残念。過去の言動に鑑み、不当な差別的言動から市民の安全と尊厳を守る観点で、このような判断をした」とのコメントを出した。
【 2016年05月31日 16時30分 】