帝京大学元ラグビー部の別所丈司が無免許運転で人身事故!「公式戦出場辞退か!?」

帝京大学元ラグビー部の別所丈司が無免許運転で人身事故!「公式戦出場辞退か!?」

スポーツ界にまたしても不祥事です。現在、大学選手権7連覇中の帝京大学ラグビー部に所属してた別所丈司(21)が今年の3月31日、三重県四日市市の交差点で、50歳の女性が運転する軽自動車に後ろから追突して逃走。被害女性による110番通報により逮捕されました。別所丈司容疑者は事故を起こしたその日に、帝京大学ラグビー部を退部し、大学自体も退学しています。今回は、無免許運転の人身事故という事件がなぜ今まで明るみにならなかったのか、帝京大学ラグビー部の対応などを見ていきたいと思います。

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帝京大学元ラグビー部の別所丈司が起こした無免許運転での人身事故の詳細

事件当日、実家に帰省していた別所丈司容疑者は、一晩中ひとりで市内をドライブした後、急に朝日が見たくなり海岸近くの公園に行ったようです。その帰り道の午前6時50分ころ、50歳の女性が運転する軽自動車が交差点を左折しようとしたところに後ろから突っ込んでしまいました。その直後、別所丈司は無免許運転がバレることを恐れてか、現場から逃走したのですが、被害女性がナンバーを記憶してすぐに110番通報をしたため、事故現場から400m離れた路上で逮捕されました。その後、別所丈司容疑者は過失運転致傷の罪に問われ、5月半ばまで四日市南警察署に勾留後、四日市の拘置所に移送され、6月15日の判決を待つそうです。別所丈司容疑者は以前から無免許運転を繰り返していたようで、「車を貸してくれた友人や被害者、大学に謝りたい」としょげ返っているようです。

別所丈司容疑者とはどんな人物だったのか

人身事故を起こした現場と同じく四日市市にある朝明高校の出身で、高校時代からラグビー部で活躍していたそうです。選手層が非常に厚い帝京大学のラグビー部では公式戦の出場機会はなかったそうですが、3年前には19歳以下の全日本選抜(U-19)に選出され、トップリーグの各チームも注目する逸材だったそうです。ポジションは主にWTBとFBで、身長は177cmと若干小柄ですが、50mを5秒8で走る俊足は魅力的のようで、帝京大学ラグビー部のエース松田力也選手と一緒に出場したU-19のアジア選手権では3試合全てに出場し、将来性のある選手の一人だったようです。人身事故を起こしたこの春、就職活動を前にいきなり福山雅治さんみたいなパーマをかけて、仲間からも心配されていた矢先の事故だったようで、気の緩みがあったのかもしれません…。

無免許運転での人身事故後、すぐに退部していた

事故を起こした3月31日、事故の一報を受けた別所丈司の父親は、その日のうちに帝京大学に行き、即断で息子の退学届と退部届を一緒に提出します。大学やラグビー部、生徒に迷惑はかけられないという思いが強かったようです。そして、息子に対しても、人間としてのケジメを付けさせないとダメだと。もう一度、一から人生をやり直して頑張ってほしいと語っています。

なぜ帝京大学は不祥事を公表しないのか

今回の事故について関東ラグビー協会に対して、帝京大学ラグビー部の岩出監督から報告があったのが5月14日だったそうです。事件から1ヶ月半も後のことです。本人が警察にいて会えないので、対応は全て学校側に一任しているとのことだったようで、協会としては、学校側が判断する処分内容を待って、対応を決めたいそうです。しかし、事件後、何事もなかったように部活動を行っている帝京大学ラグビー部に対して協会の幹部は首をかしげながら以下のように語っています。

「今回の、事件発覚から報告までのタイムラグは常識的におかしい。もみ消しと勘繰られても仕方ない。無免許で人身事故を起こし、相手の方にも多大な迷惑をかけたのだから、親に責任を押し付けずに協会などに相談するのが人間としての筋でしょう。ここまで表に出なかったということは学校ぐるみの隠蔽工作と疑われかねないし、一般の人はこんな対応を認めないでしょう。勝てれば何でもいいのか、という批判が高まれば、対外試合自粛、公式戦出場辞退にまで処分が及ぶ可能性もありますよ」
【引用元:週刊現代 2016年6月18日号】

ラグビー部監督や帝京大学の言い分は?

まず帝京大学ラグビー部の岩出監督は、今回の事件は非常に残念だとしながらも、帰省中での出来事なので、休みの日に自宅に帰ったときの行動を管理するのは、保護者の管理の範疇だとしています。一報大学側の言い分としては、特に隠蔽などしていない、警察からの照会の問い合せもないし、本人が既に帝京大学を退学しているので、在籍していない生徒を処分することはできない。今回の件は、帰省中での個人の行為であるため、自己責任なので、その責がチームに及ぶことはないと理解しているそうです。

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この話題の裏側を考える

別所丈司容疑者の父は、昔から厳しい父親だったそうで、今回事故当日に退学&退部させるという対応は非常に迅速だったと思います。しかし私は、その”迅速さ”が、逆に事の重大さを裏付けているとも言えると思うのです。過去、帝京大学の部員が逮捕された事例を振り返ると1997年、部員6人が会社員女性に対して集団で暴行するという事件がありました。その時の対応は、1シーズンの公式戦出場辞退と4人の退学、2人が無期停学でした。他には、2007年、関東学院大学の部員2人が大麻を栽培していた事件では、シーズンの残りの公式戦を全て辞退し、年度内の活動を自粛しています。

今回の事例もいくら帰省中の出来事とはいえ、帝京大学のラグビー部員ということは変わりないですし、無免許運転という悪質な行為は決して許されるものではありません。現在は関係のない学生とは言え、事故を起こした当時は間違いなく帝京大学のラグビー部員だったわけですから、今までこの事件が明るみにならなかったのは、隠蔽と言われても仕方がないと思います。帝京大学ラグビー部には、別所丈司容疑者の父親のような、迅速で厳しい対応が強く求めれられていることは間違いありません。

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