岩手県遠野市で、条件付きで起業家にベーシックインカム(最低所得保障)を支給するプロジェクト「Next Commons Lab」が始まりました。
同プロジェクトでは「限界集落」「発酵」「テクノロジー」など10のプロジェクトテーマを掲げ、それを事業化する起業家を募集して選考。「遠野市に住民票を移す」「地元の資源を生かして起業する」という条件を満たした起業家に、3年間、月額約14万円のベーシックインカムを支給します。
起業家候補は6月26日まで募集。第1弾は少人数のパイロットプログラムとして導入し、成果が出れば、今後の拡大も予定としています。
プロジェクトに参加する起業家をサポートするパートナーも用意されており、民間企業のパートナーとしてロート製薬、キリン、Googleイノベーション東北も参加しています。
(今藤祐馬)
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