政策評価の報告書、発足から一度も作成せず
毎年度作成と公表が義務付けられている政策評価の報告書について、原子力規制委員会は7日、2012年度の発足から一度も作成していないことを明らかにした。13〜15年度の3年分を作成し、8日の定例会合で公表するという。
規制委によると、担当の原子力規制庁総務課は作成を怠っていることは認識していたが、そのまま放置。昨年11月末にあった総務省の連絡で規制委として事態を把握したという。
報告書では、各省庁が予算や人員配置をどのように政策に反映させたか自己評価する。年1回、政策評価法に基づいて総務相へ報告し、公表しなければならない。規制委は原子力規制や原子力災害の対策などに予算や人員を充てている。【酒造唯】