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「東京中央郵便局」だとして名前を聞かれるなど不審な電話があったとする郵便局への相談が2016年3月から計760件ほどに上っていることが、日本郵便の調べで分かった。最初は自動音声で始まるのが特徴で、日本郵便などが注意を呼びかけている。
中央郵便局をかたる電話については、あるツイッターユーザーが6月6日に報告して2万件以上もリツイートされる大きな反響を呼んだ。
ツイートによると、このユーザーの母親あての荷物が配達されないで郵便局に戻って来ており、母親に名前を教えてほしいと電話で聞いてきた。母親がおかしいと思って、「どこからの荷物なのか」と尋ねると電話を切られたそうだ。最寄りの郵便局に電話すると、最近そういう電話が増えていると言われたといい、ユーザーは気を付けるようにと訴えている。
そこで、日本郵便にJ-CASTニュースが6月7日に取材すると、このツイートと同一の手口かははっきりしないが、東京中央郵便局をかたる不審電話が最近増えていると報道担当者が明かした。
電話を取ると、まず自動音声が流れ、「郵便物があて先不在で持ち戻りになりました。電話の『1』を押して、情報を確認して下さい」と指示される。そこで、「1」を押すと、オペレーターにつながり、名前を聞かれるなどするそうだ。
不審電話の相談は、3月に70件あり、その後に急に増えたため、4月12日にホームページ上で注意を呼びかけた。そこでは、「自動音声による電話をかけることはありません」「安易にプッシュボタンを操作することがないよう、ご注意ください」としている。
しかし、その後も不審電話の相談は続き、4月は250件、5月は300件、6月も7日13時までに140件に達した。16年に入ってから計760件ほどになり、その大半は、中央郵便局をかたる同様なケースだという。
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