日本から輸送のプルトニウム 米国に到着
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アメリカ政府は、日米の合意に基づいて、アメリカに引き渡すため専用の船に積まれて日本から輸送された研究用のプルトニウムが6日、アメリカに到着したと発表しました。
アメリカに到着したのは、茨城県東海村にある新しい原子炉の研究のための実験施設で使われていた高純度のプルトニウム331キログラムです。このプルトニウムは、原子爆弾40発分に相当するとされ、核テロ対策を強化するとしておととしの核セキュリティーサミットでアメリカへの引き渡しが決まり、ことし3月、茨城県の港から、専用の輸送船に積み込まれて、アメリカに向かっていました。
アメリカの核安全保障局は6日、プルトニウムがアメリカ南部サウスカロライナ州にある核関連施設に到着したと発表しました。核安全保障局は、具体的な到着日は発表していませんが、核関連施設の監視を行っている地元の市民団体によりますと、輸送船は、今月4日に到着したとみられるということです。
このプルトニウムは、高純度で核兵器に転用しやすいとされることからアメリカで核兵器に出来ないように処理されるということで、核安全保障局は今回の引き渡しを「核セキュリティ上、重要な成果だ」と意義を強調しています。
一方、地元の州知事がプルトニウムの受け入れに反対する姿勢を示しているほか、市民団体からも十分な説明がないと懸念する声が上がっています。
アメリカの核安全保障局は6日、プルトニウムがアメリカ南部サウスカロライナ州にある核関連施設に到着したと発表しました。核安全保障局は、具体的な到着日は発表していませんが、核関連施設の監視を行っている地元の市民団体によりますと、輸送船は、今月4日に到着したとみられるということです。
このプルトニウムは、高純度で核兵器に転用しやすいとされることからアメリカで核兵器に出来ないように処理されるということで、核安全保障局は今回の引き渡しを「核セキュリティ上、重要な成果だ」と意義を強調しています。
一方、地元の州知事がプルトニウムの受け入れに反対する姿勢を示しているほか、市民団体からも十分な説明がないと懸念する声が上がっています。