偽造カードで不正引き出し 「手順書」押収

偽造カードで不正引き出し 「手順書」押収
k10010548491_201606070831_201606070832.mp4
全国のコンビニエンスストアのATMで偽造されたカードが一斉に使われ多額の現金が不正に引き出された事件で、新潟県警察本部がオレオレ詐欺に関連して逮捕した3人の男の関係先から現金を引き出す方法などを記した「手順書」を押収していたことが分かりました。
先月15日、全国のコンビニエンスストアで偽造されたクレジットカードが一斉に使われ短時間に18億円余りが不正に引き出された事件では、これまでに3人が現金を引き出したとして警視庁などに逮捕されています。
この事件に関連し、新潟県警察本部が先月下旬、オレオレ詐欺で逮捕した東京などの3人の男の関係先からATMで現金を引き出す方法や注意点を記した「手順書」を押収していたことが警察への取材で分かりました。
この中では、ATMに偽造カードを入れたあとの操作のしかたや店舗、引き出し額を限度額の10万円として回数も5回までといった指示のほか、操作を誤ると偽造カードが使えなくなるため暗証番号の入力を絶対に間違うなといった注意書きも記されていたということです。
警察は、オレオレ詐欺で逮捕した3人が不正な引き出しにも関わったとみて捜査するとともに、一連の事件で引き出しに関わった人物は全国で100人以上に上るとみて、押収した資料などを分析し、指示した人物の割り出しを進めています。