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【スポーツなんでやねん】
ルール軽視!韓国Kリーグ王者の審判買収…他チーム拡大?名監督の名など噂絶えず 自浄作用は期待できるか
今回の韓国のスキャンダルでは、全北現代の幹部らの関与がどこまであったのかは明らかになっていないが、韓国代表を率いた経験もある崔康煕(チェ・ガンヒ)監督が「誰かが責任を取らなければならない」と辞意を表明する事態に。イタリアのスキャンダルと同様に他のチームにも疑惑の目が向けられ、朝鮮日報によると、名監督の名前が取り沙汰(ざた)されるなど、うわさが後を絶たないという。
同紙は「全北現代の審判買収疑惑、他チームにも疑惑拡大か」と題した記事で、「サッカー界のある関係者は『当時は審判によって接待をしたり、“風呂代”名目で現金を渡したりすることが慣行のように行われていた』と話す。また、あるエージェントは『審判を適切に管理するのが監督のもう一つの腕の見せ所だという話まであった』と語った」と記した。
韓国Kリーグでは、2011年にも暴力団関係者や元選手らが絡んだ大規模な八百長事件が発覚。代表経験のある選手を含む41人がサッカー界から永久追放処分を受けるとともに、頼まれると断れない先輩後輩関係が問題視された。
それなのに、また-。朝鮮日報は、基本給がなく、携わった試合数に応じて手当てを受け取るKリーグの審判の在り方や、当時の審判への試合の割り当て方法などを理由として挙げているが、問題はそれだけではない気がする。
例えば、日韓戦で「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた政治的な横断幕を掲げても、「反日無罪」と捉えるなど、ルールを軽視する社会的な風潮に問題があるのではないか。果たして、自浄作用は期待できるだろうか。