Posted June. 06, 2016 07:31,
Updated June. 06, 2016 07:51
朴槿恵(パク・クンへ)大統領が12日間のアフリカ3ヵ国とフランス歴訪を終え、5日に帰国した。空港には、与党セヌリ党の金熙玉(キム・ヒオク)革新非常対策委員長、李元鐘(イ・ウォンジョン)大統領秘書室長、洪允植(ホン・ユンシク)行政自治部長官などが朴大統領を出迎えた。
朴大統領は歴訪最後の日程で、4日(現地時間)、フランス・グルノーブルにある「エア・リキード」の水素自動車技術研究所を訪れた。グルノーブルは、朴大統領が1974年に6ヵ月間留学をしたところでもある。
朴大統領は、水素ステーション、PM10低減試験などを視察し、関係者に「価格競争力はどうか」と質問するなど深い関心を示した。朴大統領は、「6月4日はまさに(130年前に両国が国交を正常化した)その日」とし、「水素電気自動車を量産して清浄な空気を皆が吸えるように貢献し、人類史に大きなプレゼントになることを期待する」と話した。
朴大統領は今回の歴訪で、北朝鮮の伝統的友好国であるウガンダから北朝鮮との軍事協力の停止を引き出し、国連安全保障理事会議長国のフランスと北朝鮮核問題での協力を強化するなど北核外交で成果を上げた。
また、アフリカ3ヵ国で韓国型開発協力モデル「コリア・エイド」を開始し、計28億ドル(約3兆3400億ウォン)規模のプロジェクト受注基盤もつくった。安鍾範(アン・ジョンボム)大統領経済調整首席秘書官は定例会見で、「朴大統領が厳しい条件の中、長くてハードな日程を点滴で持ちこたえ孤軍奮闘した」と伝えた。
朴大統領には、「常時聴聞会法」(国会法改正案)に対する拒否権行使に野党が反発しており、対峙政局を解くことが急務だ。米国と中国が北朝鮮問題で対立する状況で、対策を設けることも緊急の外交安保懸案だ。