チュパカブラとは
「チュパカブラ」はUMA(未確認生物)の一種で主に南アメリカで目撃される吸血生物です。「チュパカブラス」と呼ばれることもあります。「チュパ」には吸うという意味があり、「カブラ」にはヤギという意味があります。チュパカブラは主に家畜を殺し血を吸うことで知られていますが、人間が襲われたという報告もあり、1995年に初めてその姿を目撃されてからはプエルトリコ、メキシコ、アルゼンチン、チリ、アメリカなどで目撃されてきました。チュパカブラが原因といわれる事件がこれまで1000件以上報告されています。
今回は未確認生物UMAの中でも人気の高い「チュパカブラ」についてご紹介します。
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チュパカブラの特徴
チュパカブラは目撃される時期、場所によって多少の違いはあるものの共通する特徴がいくつかあります。チュパカブラは大きな赤い目をしており、背中にはトゲがあります。体長は小柄で1mから大きくても1.8m程だといわれています。異常なジャンプ力を持っており、5m近くジャンプしたという報告もあります。また、場所によっては翼を持ち空を飛んだという話もあります。チュパカブラはヤギを初め家畜や人間を襲い鋭い牙で血を吸うそうです。また、1990年代の目撃情報では二足歩行をしていたという情報が多かったですが、2000年以降はほとんど四足歩行の目撃報告に変化しています。
チュパカブラの正体
チュパカブラは多くの写真や動画で撮影されていますが、その多くは偽物とされています。ここでは目撃情報などから考えられるチュパカブラの正体について有名なものをご紹介していきます。
①動物説
近年目撃されるチュパカブラの姿は毛の抜けた犬のようなものが多いため、最も有力とされている説です。特にコヨーテやオオカミは皮膚病を発症した際、全身の毛が抜け落ちシワのある皮膚が露わになるため、突然暗闇に現れるとまるで怪物のように見えることがわかっています。また二足歩行するチュパカブラに関しても現地に生息するアカゲザルを見間違えたものではないかといわれています。
enigme.black
②実験動物・生物兵器説
自然界のものとは思えない見かけから人間が作り出した生物ではないかともいわれています。チュパカブラはこれまでに数度捕獲されたといわれていますが、アメリカ軍の調査隊が回収にきたという話もあり、遺伝子組み換えによって生まれた軍の生物兵器なのではないかという話もあります。1988年にアメリカ軍施設の近くでミイラ化したチュパカブラのような生物が発見されました。また、目撃情報の多いプエルトリコではアメリカ軍が薬物実験をしていた事実があり、その影響を受けて突然変異した野生動物の可能性もあるといわれている。
gakkenmu.jp
③宇宙人説
同じく特徴的な見かけから地球の生物ではないとする説です。チュパカブラの特徴は宇宙人のグレイに似通ったところがあるといわれておりそこからこの説が浮上しました。チュパカブラが目撃される地域ではUFOの目撃例も多いことも一因です。しかし、チュパカブラは家畜を襲い動物の血をすするといういかにも原始的な生物の印象を受けます。このことからUFOを作ることができる超文明を持った宇宙人とは考えにくいのではないかといわれています。
④未確認生物UMA説
チュパカブラはまだ発見されていない未確認生物だという説です。事実チュパカブラはUMAの代表格として語られます。これほどインパクトがある生物がこれまで未確認でいたことは疑問ですが、特殊な見かけから新種の生物という見方も強いです。過激なものだとパラレルワールド(異世界)から来たとする研究者もいます。
sima-niger.net
⑤人間説
チュパカブラはその姿が目撃されるよりも、血を抜かれ犠牲になった動物の方が多く発見されます。このことからカルト集団やいたずら目的、家畜の保険金狙いの人間によって動物が殺されたのではないかとする説です。
tw4.jp
⑥昆虫説
これも血の抜けた動物を説明する説になります。蛆などの死体を食べる虫が大量発生した場合、その死体は血が抜けたような状態になります。野生動物に襲われ死んだ家畜が蛆などにより血がなくなった状態を見てチュパカブラを創造したとする説です。
13shoejiu-the.blog.jp
いかがでしたか?現在ではチュパカブラは皮膚病の動物とされることが多いようです。しかし、初期では二足歩行のチュパカブラが目撃されており、あのインパクトのある姿を猿と見間違えたとするのは不自然かと思います。また、翼が生えていたという目撃情報には説明が付きません。彼らが見たチュパカブラとは一体なんだったのでしょうか。
出典:wikipedia,画像:sciencechannel.com