6日ぶりの保護でした。
小学2年生の田野岡大和君。
見つかったのは、自衛隊の演習場の中にある施設でした。
室内に置かれていたマットレス。
大和君は、マットレスの間に入って、寒さをしのぎながら寝ていたということです。
1週間、口にしたのは水分だけでした。
病院で父親と再会しました。
こんばんは。
ニュース7です。
行方不明になってから6日ぶりの保護。
無事の知らせに歓声が上がりました。
現場をこちらの地図で整理します。
行方不明になったのはこちら。
北海道七飯町の山林です。
直線距離でおよそ6キロ。
自衛隊の駒ヶ岳演習場の中で、男の子は見つかりました。
この間は林道で結ばれていて、子どもが歩いても2時間余りだということです。
演習場にある休憩施設に男の子が行ったのは、行方不明になったその日の夜と見られています。
発見されるまでの1週間。
男の子はどのように過ごしていたんでしょうか。
大和!どこだ!
田野岡大和君が、七飯町の山林で行方が分からなくなったのは、先月28日土曜日でした。
その日、鹿部町の公園で、家族で川遊びなどをした大和君。
人がいるほうに石を投げるなどのいたずらをしたということです。
帰り道、両親はしつけのためと、通りかかった山林に置き去りにしました。
父親が、およそ5分後に歩いて様子を見に戻りましたが、息子の姿はなかったということです。
捜索は、大和君が車を降ろされた場所を中心に、連日行われてきました。
おとといからは自衛隊も捜索に加わりましたが、手がかりは全くつかめていませんでした。
しかし、けさ8時前に、事態が動きます。
大和君が見つかったのは、置き去りにされた場所から、北におよそ6キロ離れた、自衛隊の演習場の中にある、駒ヶ岳第2廠舎と呼ばれる施設でした。
けさ、隊員がミーティングのために施設に入ろうとしたところ、ドアの前に大和君が立っていたということで、6日ぶりに、無事保護されました。
演習場の敷地内では、捜索は行われていなかったということです。
海外メディアも速報で伝えました。
無事を祈っていた人たちは。
病院に搬送された大和君。
軽いすり傷があり、この1週間、水分しかとっていなかったと見られることから、数日間は大事をとって入院する見通しだということです。
父親は、病院で息子と対面しました。
大和君が見つかった、この施設の前には、永田記者がいます。
永田さん、大和君が過ごしていたというこの施設、どんな建物なんでしょうか?
この建物は、訓練中の隊員が宿泊するために使われる施設です。
ご覧のように、周囲には、うっそうとした林が茂っています。
そしてこちら、建物の外には、水道があって、使える状態になっています。
建物の中に食べ物はありませんでしたが、男の子は、この水だけで過ごしたということです。
それでは建物の中に入ってみます。
この扉、当時、たまたま鍵が開いた状態でした。
男の子はこの扉から、中に入ったということです。
中は奥行きがおよそ30メートル。
最大で50人近くが宿泊できる広さです。
全体に湿った感じがします。
ご覧のように、天井には照明が設置されていますし、こちら、通路には、ストーブもあります。
しかし、電気は使えない状態だったということです。
窓はありますが、この時間でもかなり薄暗く感じます。
広大な演習場の中ということもあって、物音もほとんど聞こえません。
男の子はこの暗闇と静寂の中で、何日も夜を越したことになります。
建物の中とはいえ、7歳の大和君にとっては、大変な環境ですよね。
男の子は、この板張りの床の上にマットレスを2枚置いて、この間に、身を挟み入れるようにして、寒さをしのいだということです。
けさ、こちらは雨が降っていました。
男の子を見つけた3人は、雨が降っていたため、ミーティングをするために、この建物に入ったということです。
雨が降っていなければ、3人は、この建物には入らなかっただろうということで、発見がさらに遅れた可能性もありました。
以上、男の子が見つかった現場から、中継でお伝えしました。
大和君を発見した自衛隊員が、先ほど取材に応じました。
まず私が最初にこの廠舎の扉を、鍵を開けまして、扉を開けた瞬間に、目の前にいました。
私の記憶の中で、名字はちょっと忘れてましたので、しかしながら、名前は覚えてましたので、真っ先に、大和君かい?って聞きました。
そうしたら、大きい声で上下にうなずいて、うんっていうような形でした。
笑ってる表情ではなくて、なんか安心したような感じに見えました。
それは表情以外にも、何か感じるようなことってありましたか?
特に、直立不動の状態でした。
こわばってるという感じでは?
感じではなかったです。
正直、安心したというか、ほっとしました。
男の子はほぼ1週間、1人で耐えてきました。
搬送された函館市内の病院です。
健康状態について医師は。
一体どのようにして、自衛隊の演習場にたどりついたのでしょうか。
置き去りにされた現場から、直線で2.5キロほど離れた場所にいます。
この道路は、陸上自衛隊駒ヶ岳演習場内の道路で、自衛隊によりますと、男の子は、ここまでたどりついた後、この道を4キロほど歩き、発見された場所に着いた可能性が高いということです。
発見されたとき、体には軽いすり傷しかなく、服もあまり汚れていませんでした。
このため自衛隊は、演習場までのおよそ6キロの道のりを、茂みの中に分け入らずに、林道を歩いていったと見ています。
最短経路だと、子どもの足で2時間余りの距離です。
男の子は、自分で山を歩いた。
先週の土曜日から小屋にいたと話しているということで、行方不明になった日の夜には、施設にたどりついたと見られています。
外の気象条件は、決してよくありませんでした。
この1週間には、たびたび雨が降りました。
近くの北斗市の観測地点では、行方が分からなくなった翌朝の最低気温が7度。
けさの最低気温は5度4分まで下がっていました。
救急医学が専門の医師は、危険な状態になる可能性もあったと指摘します。
6日ぶりに保護されるまでの間、警察や消防、自衛隊などの捜索は、最大およそ200人態勢で続けられました。
次は東京都の舛添知事についてです。
政治資金などを巡る一連の問題を検証するため、弁護士に依頼した調査について、舛添知事はきょう、都議会の審議に間に合うよう、お願いしていると述べました。
各会派の代表質問の前日、6日月曜日にも、調査結果を公表したいという考えです。
舛添知事はこのように述べて、元検事の弁護士2人によって進められている調査の結果を、代表質問の前日の来週月曜日にも公表したいという考えを示しました。
その内容については、疑義が呈されたすべてに答えたい。
資料はすべて出して、私もヒアリングに応じている。
正確で公正、厳正な調査結果が出ると思うと述べました。
都民から公私混同だなどと批判の声が高まる中、舛添知事がどのように説明責任を果たすのか、注目されます。
今から25年前の6月3日。
長崎県の雲仙・普賢岳では、大火砕流が発生。
43人が犠牲になりました。
大きな被害が出た島原市では、発生時刻に合わせて、遺族や市民が追悼の祈りをささげました。
大火砕流が発生した時刻の午後4時8分。
黙とう。
島原市では、各地で追悼の祈りに包まれました。
ちょうど25年前に発生した、雲仙・普賢岳の大火砕流。
だめだ!下りなさい、早く!危ない!
地元の消防団員や住民、それに報道関係者など、43人が犠牲になりました。
犠牲になった人のうち12人は、災害の警戒に当たっていた消防団員でした。
大火砕流で消防団員の父親を亡くした、谷口慎太郎さんです。
25年前は、中学生でした。
父親は、何事にも一生懸命取り組んでいたと話す慎太郎さん。
今、同じ消防団員として、町の安全を守っています。
平成8年を最後に噴火は起きていない、雲仙・普賢岳。
ただ、国内にある110の活火山では、ここ数年も噴火が発生するなど、火山活動の高まりが見られます。
現在も全国12の火山に、警戒を呼びかける噴火警報や、火口周辺警報が発表されています。
気象庁は、噴火警報や火口周辺警報が発表されている火山については、警戒範囲に近づかないようにするとともに、それ以外の火山についても、気象庁や自治体が発表する情報などに注意するよう呼びかけています。
自民党は、与野党各党のトップを切って、参議院選挙の公約を発表しました。
アベノミクスの継続、推進を掲げ、デフレ脱却をより確実なものとするため、消費税率の引き上げを再延期し、アベノミクスのエンジンをフル稼働するとしています。
公約では、有効求人倍率が史上初めて全国47都道府県すべてで、1倍を超えたことや、3年連続で2%水準の賃上げとなったことなど、経済指標が改善していることを示して、安倍政権の経済政策・アベノミクスの成果を強調し、経済の好循環をさらに加速させるとしています。
その上で、デフレ脱却をより確実なものとするため、消費税率の10%への引き上げを2年半再延期し、成長に資する構造改革を加速するとともに、アベノミクスのエンジンをフル稼働するとしています。
一方で、赤字国債に頼ることなく、安定財源を確保し、可能なかぎり社会保障を充実させるとして、経済再生と、財政健全化を両立させる姿勢を鮮明にしています。
そして、一億総活躍社会の実現に向けて、最低賃金を、時給1000円とすることや、同一労働同一賃金の実現による、非正規労働者の処遇の改善、待機児童の解消を目指し、保育の受け皿を50万人分増やすことや、保育士の処遇改善などを打ち出しました。
焦点となっていた憲法改正については、具体的な改正項目には触れず、衆参両院の憲法審査会で議論を進め、各党との連携を図るとともに、国民の合意形成に努め、憲法改正を目指すという表現にとどめ、公約の一番最後に盛り込みました。
一方、去年成立した安全保障関連法について、民進党などが廃止を訴えていることを踏まえ、不戦の誓いを将来にわたって守り続けると明記し、平和と安全を守るための法整備だと強調しています。
スタジオには政治部の田村記者です。
田村さん、自民党の公約、幅広い分野にわたっているわけですけれども、特徴はどこにあるでしょうか?
安倍総理大臣が、最大の争点と位置づける、アベノミクスについて、野党の民進党を意識したものになっていることです。
公約では、雇用、賃金、企業業績などの経済指標をいくつも示しまして、アベノミクスの成果を強調しています。
こうしたデータは、安倍総理大臣の意向に沿って選んだということで、アベノミクスは失敗したとする、民進党などの批判に反論する、安倍総理大臣の強い意志がうかがえます。
また、消費税率の引き上げを再延期しても、社会保障の充実は、赤字国債に頼らないと明記しました。
これも先月の党首討論で、民進党の岡田代表が、再延期の間の財源は赤字国債で賄うよう主張したことを意識したものでして、自民党としては、財政再建にも責任を持つ姿勢を際立たせるねらいがあります。
そして、安全保障については、民進党など野党4党が、安全保障関連法への反対を掲げて結集する動きを見せています。
今回の公約で、その安全保障政策はどうなっているでしょうか?
公約には、安全保障関連法をもとに、日米同盟を強化することなどとともに、不戦の誓いを将来にわたって守り続けるという一文が明記されました。
この一文は、おととしの衆議院選挙の政権公約にはありませんでした。
法律は、平和と安全を守るためのものだという姿勢を明確にしまして、戦争法だといった、野党側の批判は当たらないと反論するものです。
そして、もう一つ、憲法改正についてですが、今回の公約では、これまでとの違いは見られるんでしょうか?
おととしの衆議院選挙の政権公約には、憲法改正原案を国会に提出し、国民投票を実施すると書き込んでいましたので、表現は抑制的になっています。
自民党は参議院選挙のあと、国会での議論を本格化させたい考えですが、憲法改正の発議に必要な、3分の2の議席を与党だけで確保することは容易ではなく、野党の協力も必要になります。
それだけに、今回は、具体的な改正項目は打ち出さずに、幅広い合意形成に軸足を置いた表現にとどめまして、各党の合意を得られるものから、憲法改正を目指そうという考えを示したとも言えそうです。
次です。
きょうはおおさか維新の会も、参議院選挙のマニフェストを発表し、古い政治を壊す。
新しい政治を創るとして、統治機構の改革や、教育の無償化などを実現するための憲法改正、国会議員の定数と歳費の3割削減などを、打ち出しています。
この中では、古い政治を壊す。
新しい政治を創るという目標を掲げ、憲法については、時代に合った手直しは必要だとして、道州制の導入など、統治機構の改革や、時代に合った手直しは当然だとして、道州制の導入など、統治機構の改革や、大学院までの教育の無償化などを実現するための憲法改正を打ち出しています。
また、身を切る改革を徹底して、新たな財源を生み出すとして、国会議員の定数と歳費を3割削減し、国家公務員と地方公務員の総人件費も、2割削減するとしています。
安全保障では、集団的自衛権を行使する要件を厳格化するほか、沖縄県でアメリカ軍関係者が逮捕された事件などを踏まえ、日米地位協定を抜本的に改訂するとしています。
さらに、東京への一極集中を是正するため、大阪を副首都に位置づける、首都・副首都法を制定するほか、衆議院選挙と参議院選挙、いずれも立候補できる年齢を18歳以上に引き下げるとしています。
ニュースを続けます。
15人が死亡した、長野県軽井沢町のバス事故を受けて、国土交通省の有識者会議が、再発防止策をまとめました。
貸し切りバス会社に対して、社会的に影響の大きい死亡事故などを起こした場合、直ちに事業許可の取り消しや停止にできるなど、処分を強化するとしています。
一方で、バス事業への参入の規制を強化する仕組みが見送られたほか、旅行会社に対する行政処分の強化は、来年春までに検討するとして、具体策は盛り込まれませんでした。
オリンピック出場を逃した、サッカー女子の日本代表、なでしこジャパン。
高倉新監督の下、最初の強化試合に臨みました。
新たなスタートを切ったなでしこジャパン。
初めての女性監督の初陣は、オリンピック4連覇を狙うアメリカが相手です。
日本は前半14分。
ドイツでプレーする岩渕のゴールで先制します。
さらに22分。
エース、大儀見が追加点。
試合を優位に進めます。
しかし、1点リードで折り返した後半。
同点に追いつかれます。
さらに、試合終了間際。
逆転されます。
それでも日本は、アディショナルタイム。
途中出場の横山。
なでしこリーグで得点トップの若手が同点ゴール。
新生なでしこジャパンは、強豪と引き分けスタートです。
プロ野球の交流戦は、きょうから2カード目です。
西武はメヒアの両リーグ単独トップに立つ、18号満塁ホームランで先制しました。
ソフトバンクは3回、中軸の柳田、内川、松田が三者連続ホームランを打って、リードしています。
気象情報は福岡さんです。
こんばんは。
あすは日本と北海道で雨が強まりそうです。
その原因を天気図で見ていきますと、2つの低気圧が近づいてくるためなんですね。
そもそも低気圧というのは、中心に向かって風が吹き込んでいます。
そうすると、どんどん集まった空気は、逃げ場がなくなって上に向かう上昇気流が発生します。
その結果、空気が冷やされて雨雲が発生するというわけなんですね。
その雨雲ですけれども、いつからかかりそうですか?
北海道では、日付が変わるころから、雨が降りだす予想です。
夜にかけて激しい雷雨となるおそれがあります。
一方で、西日本は、あす朝から次第に雨が降りだします。
太平洋側を中心に雷を伴って、激しく降る所もありそうです。
では、あすの天気を詳しく見ていきましょう。
2016/06/03(金) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▼不明男児を無事保護・1週間どう過ごした?▼舛添知事 6日にも調査結果公表▼普賢岳大火砕流から25年▼自民・参院選公約発表▼維新・参院選マニフェスト発表
詳細情報
番組内容
テレビでわかる、きょうの日本・世界の今。ホットなニュースをいち早くあなたのもとへ 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子
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