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 2004年9月、アフガニスタン。紛争の地に届いたのは、日本からの2千200個の中古のランドセルだった。アフガンに物資を届けることは難しい。そう言われながらも、「ランドセルで救える命がある」と奔走したNGO職員がいた。これまでに16万個を超える「希望」が、海をわたった。

 4日、横浜市都筑区の倉庫に人の丈ほど積み上げられたランドセルを前にして、国際協力NGO「ジョイセフ」の高橋秀行さん(64)は目を細めて、口にした。「アフガンの子たちの笑顔が浮かびますね」

 使い終えたランドセルを有効活用したい――。国際協力推進部長だった03年、ランドセルの人工皮革を製造販売するクラレから相談を受けた。アフリカに送りたいと言われたが、「アフガンに送らないか」。そう、訴えた。