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 米大統領選に向けた民主党の候補者選びが7日、カリフォルニア州など6州の予備選・党員集会で最後の山場を迎える。クリントン前国務長官(68)が指名を確実にするとみられるが、サンダース上院議員(74)に撤退する気配はない。党内の論争が長引けば、クリントン氏の好感度がさらに下がり、11月の本選に響くとの懸念も出ている。

 4日夜、同州ロサンゼルス市内の広場で、詰めかけた1万3500人の支持者にサンダース氏が声を張り上げた。「トランプ氏との対決を想定した調査で、私たちはクリントン氏よりよっぽど強い」「トランプ氏に圧勝できるのは、勢いのある我々の陣営だ」

 とはいえ、サンダース氏が党候補になる可能性はほぼない。7日には、クリントン氏が獲得する代議員数が、指名に必要な過半数に達する見込みのためだ。ただ、連邦議会議員ら特別代議員は、7月の党大会まで支持候補を変えられる。サンダース陣営幹部は過去に「予備選が終わっても、党大会まで特別代議員の説得を続ける」と、クリントン氏が過半数を獲得しても敗北を認めない可能性も示唆。サンダース氏自身は4日、党大会まで撤退しない考えを示した。

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