週末になると騒音とごみの山、ソウル・ヨントラルパークの実態

 公園を管理するソウル市西部公園緑地事業所には、特に今月に入って暑くなると、生ごみによる悪臭や騒音被害の対策を訴える市民からの要請や抗議が数十件に上るようになった。周辺のマンション2階に住むある主婦(31)は「窓を二重にしてカーテンを閉めても、うるさくて子供が寝られない」「夜遅くまで大声で騒ぎ立てる酔っ払いを取り締まってほしい」などと訴えた。このマンションで警備員を務める男性(62)は「マンションの敷地の外から塀の内側にごみを投げ込んだり、子供たちの遊び場にまで入り込んで酒を飲んだりする酔っ払いもいる」など現状について語った。

 周辺の商店などからも被害を訴える声が相次いでいる。公園近くのオフィステル(住居兼事務所)マンションの管理人(56)は「商店街の1階にあるトイレでは、外部からの利用者の数が最近になって5倍以上に増えた」「ごみをトイレに捨てていったり、トイレットペーパーを持ち去ったりするような人間もたくさんいる」などと述べた。

 住民からの抗議が相次いだことを受け、緑地事業所は夜間における公園の巡回を強化することにした。しかしウオーキングコースは全長6.5キロもあるが、巡回員は4人しかいないため、取り締まりの効果はさほど期待できない。公園内には「自分のごみを持ち帰る文化的な市民になりましょう」と書かれた横断幕があちこちに設置されているが、そのすぐ下には、それをあざ笑うかのようにたばこの吸い殻が積み上げられていた。

ユ・ソヨン記者 , ユ・ジハン記者
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