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6/6付け 株式新聞の記事です。

堂々!勝負株 タカトリ(6338)

電子部品向け需要拡大で恩恵、炭素繊維向け切断機も期待
タカトリ(週足)

 精密切断加工機やアパレル向け繊維自動裁断機などを手掛けるタカトリ(6338・(2)、百株)に注目したい。5月に今9月期第2四半期累計(昨年10月~今年3月)の連結営業利益予想を上方修正しており、第2四半期の営業利益は1億9200万円(前年同期は1億100万円の赤字)に大幅改善。一方、通期予想の営業利益は2億円(前期は2億7100万円の赤字)を据え置いているものの、上ブレ期待も強まる。

 足元、半導体向けの装置需要の恩恵を受けるほか、スマートフォンの液晶振動子向けでの期待もあり、ワイヤーソーなどの製品ニーズが高まる可能性もあるだろう。このほか、自動車の電装化やIoT(モノのインターネット)の普及なども追い風となる。また、2010年から取り組む航空機向けのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)用の裁断機なども期待材料となる。

 株価は5月18日に年初来高値の1450円まで買われて以降は軟調に推移しているものの、中期の上昇トレンドを維持しており、今後見直される可能性もありそうだ。

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