中国メディアの捜狐はこのほど、中国にとって「韓国は恐ろしい隣人である」とする記事を掲載した。中国はメンツを捨てて「小さな韓国」から学ぶべきだと提言している。
記事は、韓国人が「あなたはまるで韓国人のようだ」と言うとすれば、それは「間違いなく褒め言葉として言っている」と説明。そしてこの「あなたはまるで韓国人のようだ」という「褒め言葉」は、韓国人が有している「強烈な主体者意識、国家に対する強烈な誇り」に基づくものだと指摘した。
「主体性」とは、自分の意志や判断により自ら責任を持って行動する特質のことだ。従って主体者意識があるかどうかは、その人が何を成し遂げてきたかによって計られると言える。では韓国はこれまで主体者意識を持って何を成し遂げてきただろうか。
この点について記事は、韓国はこれまで漢江の奇跡、ソウルオリンピックの成功、国土の小ささにもかかわらず世界有数の経済国になったこと、民主憲政体制の確立などの事例を紹介。これらは以前植民地支配を受けていた韓国が逆境をはねのけ、主体者意識を持って前進してきたことの証拠であるという見方を示した。
これらのことを成し遂げてきたという自覚が国家に対する強烈な誇りを生み出し、「あなたはまるで韓国人のようだ」という褒め言葉を韓国人が口にするに至らしめたのだという。記事は「大中華、小韓国という概念を捨て韓国を師と仰ぎ学ぶことが、中国発展の近道である」と結論付けている。
逆境に面したとき、物事が順調にいかないことを周囲のせいにして、前進するのをやめたいと思ったことあ誰もが経験のあることだろう。しかし記事は韓国はそうではなかったという見方を示し、韓国人の主体者意識の強さが中国人のそれを圧倒しているとして、「韓国は恐ろしい隣人である」と高く評価している。
最近、韓国のアイドルグループのメンバーが「韓国における抗日の英雄」を知らなかったことについて謝罪を余儀なくされるという出来事があった。こうした出来事の背景に「国家に対する強烈な誇り」が関係しているとすれば、こうした誇りは非常に扱いが難しいものと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
恐ろしい!「あなたは韓国人のようだ」という言葉は褒め言葉、その意図は=中国
2016-06-05 09:31