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第37話 『黒獅子』の憂鬱
今回で第3章はラストです。
次の章の構想がまとまるまでちょっと空くかもです。なるべくお待たせはしないように頑張ります。
もしかしたらその間に、前に言った、直せそうな部分の修正などもするかもしれません。
では、どうぞ。第37話になります。
今日も今日とて、空き地に響く風切り音。
すっかり日課になっている、エルクとのスパーリングである。
最近増えてきた野次馬連中にも、まだこの空き地は知られていないようなので、特訓にはもってこいだ。
そんないつもの光景だけど、今までと違う点がいくつか。
1つは、観客がいること。
まあ、観客って言っても、アルバだけど。
朝早く起きて、準備して出かける時(に限ったことじゃないけど)、じっと僕の方見てくるんだよね。『つれてけ』と言わんばかりに。
まあ、宿に置いてきて留守番頼んでもいいんだけど、別にここにつれてきても不都合ないから、こうして一緒に来てる。……最近は、別の理由も加わって。
なので最近は、戦闘時以外は、ほぼ常に僕の肩の上、もしくは頭の上が定位置だ。訓練含め戦闘中は、近くの木とかに適当にとまってる。
そしてもう1つ変化した点は、エルクだ。
最近、徐々にではあるものの、以前にもましていい動きするようになってきた。
1週間前には、臨戦態勢で構えてもほとんど隙だらけだったけど、今は、まあ完璧とはお世辞にもいえないものの、目に見えて改善されてきている。
重心の取り方や足裁きなんかも上達して、もともと戦闘の主体だったヒットアンドアウェイがさらに軽やかなステップで行われるようになった。
こないだ指摘したうかつなジャンプも、ほとんどしなくなってるし。
脇がガラ空きの、短剣を振り回すだけだった攻撃もなりを潜め、腰の入ったいい一撃を繰り出すようになってきている。
キレイな円弧を描いて僕の喉元を狙ってくるこの一撃は、今までとは疾さも、鋭さも、威力も、相当違うだろう。
おまけに、攻撃手段が短剣だけでなく、いいタイミングで蹴りや肘なんかも使うようになったから、攻撃回数が激増し、同時に隙も一層なくなった。
今、簡単にさらっと説明させてもらったけど、これってすごいことである。
だってホントについ最近、ほんの3週間くらい前だし。エルクが僕と一緒に鍛え始めたのって。
この短期間で、ここまで成果が現れるって、普通じゃありえないよ?
そもそもこういう鍛錬っていうのは、自分では自覚するのも難しいくらいに、ゆっくりゆっくり結果が出ていくものである。
僕がもと居た世界の、マラソンやボクシングなんか、いい例だ。
何ヶ月、何年も走りこみを続けて、やっとタイムが数秒縮んだり、
何万回、何十万回もサンドバッグを殴って、やっと拳の威力が少し上がったり、
そんな感じで、長い時間をかけて伸ばしていくそれを、エルクはこの三週間で、目に見える結果をたたき出している。
いくら技術的な基礎が出来ていたとはいえ、これって、相応の才能がなきゃ到底無理なレベルだよ。どう考えても。
今のエルクなら、1人でゴブリンの群れに出くわしても、5,6匹くらいなら、一撃も被弾どころか、かすることもなく秒殺出来るはずだ。
並行して魔術の修行――この辺は僕は技能的な指導は出来ないけど――もしてるし、これはホントに、僕が思ってた以上にエルクは化けるんじゃないだろうか。
もう少し修行すれば、リトルビーストだって相手に出来るだろう。
あの『ダガー』の研磨も進んで、本来の輝きと性能を取り戻しつつあるし、魔術の威力次第では、それ以上の魔物とも渡り合える日も近いかもしれない。
「でも、やっぱりまだまだだね」
「――ぁうぇっ!?」
僕の喉元を狙って突き出された短剣(訓練用)をよけて、その腕をつかむ。
そしてその勢いを利用して、一本背負いの要領で、エルクを投げ飛ばした。
おそらく、何が起こったかいまいちわからないままに、エルクは背中から地面に激突。
といっても、芝生のある柔らかい地面の箇所を選んだから、見た目ほど痛くは無いはずだ。少し、肺の中の空気が抜けてむせてるけど。
「攻撃としては鋭くていいけど、大振りの一撃ってのはそれだけ隙も大きいから、それを何とかしなきゃね。そういうので一番怖いのは、今みたいなカウンターだからさ」
「カウンター対策も考えつつ、ってこと? 例えば?」
「僕の場合なら、拳を防がれてカウンターを返されそうになった時とかは、回転して避けながら回し蹴りとか、そのまま体ごと突っ込んでタックルとか」
「蹴りはともかく……私は非力だから、体当たりは無理そうね。今後の課題だわ」
「そう自分で分析・認識できるなら大丈夫そうだね」
脱力気味のエルクが起き上がるのに手を貸す。
若干肩で息をしながらだけど、エルクは、しっかりと地に足の裏をついて立った。
それに対して、僕はまあ、まだ余裕。息も乱れてはいない。
「ふぅ……あんた、全然余裕そうね。こないだの森での戦闘の時も、ぶっ続けで戦っても平気だったし。持久力どんだけなのよ?」
「どうだろ? 言われてみれば、ここ数年、母さんとの特訓以外では、スタミナ切れになったこと無いかも」
「あ、そう……」
母さんとの特訓は……うん、もう……うん。
攻撃全てがバズーカ以上の威力の母さんの拳が、蹴りが、凄まじい速さであらゆる方向から繰り出されるあの状況は、ちょっと形容のしようがない。
その上、体術だけでなく、魔法とかも使って、正真正銘の全方位から死角なしで来るもんだから、全ての感覚を極限まで研ぎ澄まして、常にフルパワー&フルスピードで動いてないと、マジで死にかねないレベルだった。
あれで大体、僕の持久力および体力は、30分持つか持たないか、ってとこ。
ちなみに、その訓練の最中、僕の成長に嬉しくなった母さんがちょっとハイになって、魔術のレベルを上げすぎた結果……直径1kmが草一本生えていない焦土と化したことがある。あの時は冗談抜きに死にかけた。
それ考えたら、その他のほとんど全てが楽勝だと思える。
フルマラソンくらいならジョギング感覚で走れそうだし、トライアスロンもいいエクササイズになりそうだし。
……言ってみて思ったけど、我ながら化け物じみてるな。
そんなことを思い出してると、皮肉混じりに、エルクからこんな言葉が。
「ホント、すごいわねー……さすがは『黒獅子』」
エルク、ニヤリ。
「……それ、やめてってば……」
僕、げんなり。
☆☆☆
『黒獅子』
あの日、ザリーに聞かされた、僕の『2つ名』。
発信元は、なんとあの日僕と一緒に馬車の護衛に参加してた、スウラさんの部下の兵士の皆さん。
聞くところによると、その『新人中心の部隊』の皆さんは、新人には違いないんだけど、周囲からも有望視されてる優秀な人達だったらしい。
しかも今回の一件で、どう考えても誰一人生きて帰って来れなそうな死地から、全員そろって生還したということで、彼ら一同、話題の中心。
必然、僕の『黒ずくめの冒険者』の話にもなった。『彼がいなかったら我々は全滅していた』とかなんとか、余計な説明がプラスされて。
その中の誰かが、その時の話をしてる最中、何の気なしにそう呼んだことがきっかけで、その呼び名『黒獅子』が生まれた。
……今現在、急速に広まりつつあるんだとか。
いわく、
その冒険者は魔術を使わず、拳足だけであらゆる魔物を叩き伏せた。
いわく、
疾風のごとく戦場を駆け、敵を薙ぎ倒し、味方の危機を救った。
その勇猛さたるや、まさに猛る獅子の如し……。
……っていう噂だって、ザリーに聞いた。
やめて!! そんな厨二病MAXな注釈付け加えないで! お願いだから!
っていうか、確かに魔術ほぼ使ってないけど、武器とか使ってたじゃん! あ、いや、使ってたからどうってこともないかもしんないけどさ!
さらにその他にも、
徒手空拳で魔物を簡単にしとめてたことから『全身凶器』だの、
手甲に棒に鉄球に武器が全部黒光りしてたことから『黒金』だの、
全身真っ黒+最後に亜種バッタを素手で焼き殺してたことから『炭火焼』だの、
厨二から変なのまで、他にも色んな2つ名がつけられてるらしい。やめてホント。
っていうか、最後のはどっちかって言うと悪口に近い気が。『炭火焼』って。
思い出して湧き上がる恥ずかしさをこらえながら、それを思い出させてくれたエルクに、お返しの意味で攻撃速度をちょっぴり上げながら組み手をしていた。
と、
エルクが防御・回避で手一杯に「ごめん! ごめんってば!」なってるそばで、
ふと、僕の聴力が空き地の向こう側の茂みから何かが近づいてくる音を、そして、その獣の息遣いを聞き取った。
そして、そっちを見ると、いつの間に近づいてきたのか、2匹の野良ウルフが、空き地を横断してこっちに向かってくる所だった。よだれを垂らし、食欲丸出しで。
しかし、その目が獲物として認識しているのは、僕とエルクではなく……僕らからは離れた所にいる、見た目はただの鳥な、アルバだった。
アルバはというと、止まり木代わりに使っている廃材の山の上で、そのウルフをじっと見つめている。気付いてるけど、動かない。
距離にして、まだ20mはある。ジャンプ一回で飛びかかれる距離じゃない。
それでも、獲物が逃げる気配を見せないのを、恐怖で動けないのだと勘違いして、ウルフたちはそれなりの速度でかけてくる。
アルバは、相変わらず動かない。彫像のごとく、微動だにしない。
そしてそのまま、ウルフたちがジャンプの射程距離にまで近づこうとした、その瞬間、
――ヒュボッ
発射された火の玉――ファイアボールの魔法が、1匹のウルフに直撃し……上顎から脳天にかけてを頭蓋骨ごと消し飛ばした。
関節やら支えやらを失った下あごが、だらりと垂れてスプラッタに。
隣にいた仲間の全長が、一瞬にしてだいぶ縮んでしまったことに、驚いたのか戸惑っているのか、もう1匹のウルフも、硬直して一瞬動きが止まる。
で、直後、アルバは相変わらず、羽ばたき音を全く響かせずに飛翔すると、今度は両手の指より多いツララが発射された。
残った1匹のウルフに、全弾とはいかなかったが、何発も命中し、その一匹も絶命。
どっちも、教えた覚えの無い、しかしながら、どこかで見たことがある魔法。
その様子を、僕もエルクも、関心半分、呆れ半分に見てた。
ここ最近、よく見る光景である。
率直に、というかネタばらしすると、どうやらアルバは、こないだの『真紅の森』での戦いの時、馬車の中から見てた、兵士さんやスウラさんが使ってた魔術を見て、勝手に覚えたらしい。
いや~、アイリーンさんに聞いてはいたけど、ホントに規格外な奴だな……。
見ただけで魔法覚えて、場合によってはオリジナル顔負けの威力で再現とか。
それに加えて、ここんとこ、例の『亜種』の肉を中心に、上質なエサをあげているので――いいものを食べれば食べるほど強くなるらしい――魔力も威力もうなぎのぼり。
もうそろそろ、放出魔法なら僕より全然、というか、一般的な魔法兵士より断然威力が出せるくらいに成長しつつある。
バリエーションも増えてた。知らないうちに。
今見せた『ファイアボール』に、名前わからないけど氷の魔術、それに、ザリーが使ってた砂や、同じく魔法兵士の誰かが使ってたのであろう、雷なんかも。
おまけに今現在、自身の主食であるあの『亜種』が使ってた風の弾丸やカマイタチなんかも使えてた。さすがに威力は、まだアレほどじゃなかったけど。
……にしても君、まだ生後1週間くらいだよね?
僕には出来ないことを、本能と野性の力で軽々やってのけるこいつには、飼い主でありながらちょっと嫉妬したけど、こいつはそういう種族なんだし、僕には元々才能無いんだと割り切って、10秒くらいで立ち直った。
とまあこんな感じで、今現在、僕の所には、育て甲斐のある期待の新人(?)が1人と1羽いる。
今後エルクは、今までどおりのスパーリングを続けつつ、より実践に近い動きをトレーニングしていくことにしよう。同時進行で、魔術の訓練もしつつ。
このペースで成長が続けば、そう遠くない未来、本人も僕も驚くような結果を出せそうだ。
いや、むしろノウハウがわかってきた分、これ以降は、予想以上に加速度的な成長を期待できるかもしれないし。
今より動きが洗練されて、魔法の扱いも上達して……より完成に近くなってきたら、いよいよいくつか、僕オリジナルの魔術も教えてあげてもいいかもしれない。
アルバは今までどおり、美味しいエサをあげてれば……あとは自分で上達するだろう。
僕がやることは、色んなとこに連れ出して、色んな魔法を見せてあげることくらいか。
どっちみち、僕じゃ放出系の魔術の指南は出来ないし、そもそもそれこそ、アルバには釈迦に説法、ってもんだ。見れば勝手に覚えていくだろう。
そしてこれもアイリーンさんから聞いたんだけど、アルバの種族であるネヴァーリデスみたいな高位の魔物の中には、生まれてくる段階で、ある程度の知識や知能を親から受け継いでいるものも少なくないらしい。
アルバはその中でも極端な例だけど、だからこいつこんなに頭いいんだそうだ。
魔術の使い方も元から『知ってる』し、魔力を持つエサが、自分の成長には必要だ、ってこともわかってた。
空の飛び方も、音を立てない羽ばたき方も知ってて、少しの練習でマスターした。
そして何より、生後間もなくにして、僕ら人間の言語をきっちり理解できて、その通りにいうことを聞いて行動できてたのは、このせいだったわけだ。
これは何というか末恐ろしいけども、成長が楽しみだ。
場合によっては、今後僕の弱点である、放出系魔法を補ってくれるようなことも、期待していいんだろうか?
ま、ただの癒し系ペットで終わるような奴じゃないだろうな、とは思ってたけど。
ともかく、
エルクにせよアルバにせよ、前途有望な人材(鳥材?)ってのは、育てるにしても楽しいものがある。
前世でも、その類の育成ゲームが流行した理由がわかるってもんだ。
「じゃ、まあ、アルバも着々と成長してるみたいだし、僕らも続きしよっか」
「……そうね」
☆☆☆
それから20分後、
最近徐々に時間を延ばしてるスパーリングもひと段落したところで、僕とエルクは、汗の始末をして休憩していた。
アルバは僕の肩の上である。待っていたかのように飛んできた。可愛いやつめ。
現在、朝食中。気分はピクニック。
僕らは、たまには外で食べるのもいいかと思って、買って持ってきたお弁当を、アルバはいつも通りの『亜種』の肉を食べている。
ただ、この『亜種』の肉…、そろそろ在庫が少なくなってきたんだよね……
育ち盛り(?)のアルバの食欲がすごいのも原因なんだけど、乾燥させたとはいえ痛むの割と早くて、部位によっては、もう食べられなそうな状態のものもある。
だからこのままのペースだと、もってあと3,4日。
「エルク、スウラさんの話だと……エクシードホッパーって、リトラス山越えた先にいるんだよね?」
「ええ。あの後調べてみたんだけど、あの向こうにある『グリーンキャニオン』っていう渓谷に住んでるらしくて……ってまさか行く気?」
「……そろそろ、アルバのご飯がなくなりそうでさ。ちょっとひとっ走り行って、狩ってこようかな、と思って」
「……無理でしょ。実力はともかく、方向音痴のあんたじゃ……地図持っててもそこ着く前にリトラス山で遭難しかねないわよ?」
「……ついてきてもらうわけには?」
「ごめん、さすがに無理。そこ、この近くじゃ指折りの危険区域で、魔物のランクも高いって聞くし……私じゃ近寄れないわ。あんたがいても、さすがに危ないと思う」
「そっか……」
ま、しょうがないか。
僕なら別に、そのくらいの魔物となら戦えると思うけど、帰り道がわからなくなるどころか、到着すら出来るか怪しい。
もちろん、エルクがついてきてくれるなら全力で守るつもりだけども、さすがに危険度がそこまでの危険区域はきつそうだ。実力的だけでなく、精神的にも。
嫌がってるのに、そんな危険区への同行を無理に頼むわけにも行かないしね。
はー、どうしよう?
いや、まあ……『森』にいるレッドリザードやマジックバニーでも、魔力持ってるし大丈夫なんだろうけど……――それでもエルクの道案内は必要だろうけど――できれば、いいもん食べさせてあげたいよなあ……。
「そんなミナト君に朗報♪」
「おわっ!?」
と、
いきなり背後から気配を消して現れたザリーの声に、飛び上がるエルク。
僕は気付いてたけど、あえて無視。今の一言も含めて。
アルバも普通に気付いていたらしく、反応無しだ。
待てよ? こいつ確か、そういう情報関係幅広いんだよな。だったら、あの『亜種』と似た、魔力がいい感じの獲物の情報とか聞けるかも……
と、善は急げでザリーにたずねてみると、盗み聞きしてただけあり、どうやら最初からわかってたらしい。
「言ったでしょ? 朗報って。実は今ちょうど、リトラス山の頂上付近に『カンフォルス』っていう渡り鳥の魔物が何羽か来てるらしいよ? 魔力もちの」
「え!? マジで!?」
「マジだよ。ランクはD。まあ、魔力量はあの『亜種』には負けるけど、魔力純度はそこそこだって聞くよ? 狙ってみてもいいんじゃない?」
おお、そりゃ確かに吉報!
レベルも、生息地も、うん、手ごろといえば手ごろだ!
普段はレベル低めのリトラス山に、Dランクもの強敵が来てるとあって、そこに行く初心者には『頂上には近づくな』っていうギルドからのお達しが出てるらしいんだけど、僕とアルバにしてみればそれは吉報だ。
エルクに目をやると、『仕方ないわね』とでも言いたげな目をされたけど、うなずいてくれた。
よしっ! じゃあ早速……っと、待てよ?
「アルバ、次のご飯候補、鳥みたいなんだけど、共食いっぽくなっちゃうけど平気?」
――ぴーっ!(首肯)
よし、OK!
そうと決まれば、誰かに狩られる前に狩らないと! 善は急げだ!
「よし! じゃあザリー、情報ありがと! 急ぐからお礼はまた今度でいい?」
「いいけど、その前に伝言がもう1つ。査定が終わったから、近いうちにギルドにカードの更新に来てほしいって、受付のメガネの女の子が」
「おっ、了解」
じゃあ、その『カンフォルス』とやらを狩った後ででも行ってみようか。
「じゃ、行こうかエルク、アルバ」
「はいはい……なるべくゆっくりね、酔うから」
――ぴーっ!
善処します。
☆☆☆
……ちなみに、
予想外に大量にいたカンフォルスを、今後のことも考えて10匹ほど狩って(全部燻製にする予定)帰ってきて、その足でギルドに行ったんだけども、
やはりというか、ギルド内の視線のほとんどを感じる中で、僕とエルクのギルドカードが更新された。
結構な頻度の上、倒した魔物が魔物なので、『ナーガ』の時以上に時間をかけて行われた僕らの『査定』の結果が、その数分後、僕らのギルドカードに刻まれた。
ミナト・キャドリーユ
ランク:A
エルク・カークス
ランク:D
……うん、もう、気にしないことにしようと思う。
+注意+
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