自公急変 舛添知事斬り加速 猪瀬前知事追い込んだ総務委員会に招致へ (2/3ページ)

2016.06.04

舛添氏は見放され、都議会の徹底追及を受けそうだ
舛添氏は見放され、都議会の徹底追及を受けそうだ【拡大】

 百条委員会は、地方自治体の事務について疑惑があった場合、関係者に記録提出や証言を求めることができる強力な権限を持つ。国会の証人喚問と同様、虚偽証言には刑事罰が適用されるため、地方議会の「伝家の宝刀」といわれている。

 都議会では05年、当時の石原慎太郎知事の側近だった副知事が百条委員会で「偽証」認定されて、辞職に追い込まれた。

 ここにきて、なぜ事態が急展開したのか。

 自民党ベテラン都議は「自民、公明両会派としては、14年の都知事選で支援したため、舛添氏の出方を慎重に見極めていた。記者会見や所信表明など、一連の対応をみて、『この人はダメだ』『人格、品性、人間性の問題だ』と見限った」という。

 新聞やテレビでは、舛添氏の「セコくて、卑しい」疑惑が連日取り上げられている。そして、舛添氏が居座っている背景として、「自民、公明両会派がかばっている」「都議会のドンが続投を了承した」などと、誤解を受けそうな報道もみられる。夏の参院選への影響も避けられないのだ。

 自民党の宇田川聡史幹事長は、本紙記者の「自民党の責任は大きいという声もあるが」という問いかけに、「あるでしょう」と即答し、続けた。

 

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