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Androidでのペアレンタルコントロールはウチでは実質無意味になってしまった

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まずは制限付きプロフィールから

仕事用のタブレットを買い換えたので、自分で使ってたNexus7 2012を子供に預けたのが2年ぐらい前。

最初はAndroid 4.4の制限付きプロフィールを作って、chromeGoogle playへのアクセスを禁止していた。ただ、この制限付きプロフィールだと動かないゲームが結構出てきてしまった。現象としては以下のようなもの。

  • 起動時にブラウザを呼び出すものが、ブラウザが禁止され起動できない
  • 起動後に追加リソースをダウンロードするものが、ダウンロード開始できない
  • Google playゲーム必須のゲームは、制限付きプロフィールでは実行できない

子供が「サマナーズウォーやってみたい」というのでインストールしてみたが、起動直後のリソースダウンロードが全くできず断念。

また、com2usやmobageは起動直後にブラウザを使って会員認証するものが多く、それらもブラウザを禁止してるのでプレイできなかった。

特にGoogle playゲームがアプリに組み込まれるようになってからが顕著で、初回起動時のGoogle playゲームへのアクセスそのものが禁止されてるので全くプレイできない(タイトルへも行けない)。

制限付きプロフィールは絶対課金されないので安心なのだが、あまりにも動かないものが多くなってきた。しかもAndroid 5.1にOTAでアップデートしてからNexus7そのものが重くてしょうがない。決心して、Android 6.0ベースのカスタムROMを入れることにした。

Pure Nexus Project を入れる

カスタムROMの配布元はここ。

forum.xda-developers.com

ROMの焼き方についてはここでは割愛。Boot Unlockすると工場出荷時にリセットされるので、その前に何らかの方法でバックアップをとっておくことをおすすめする。

で、この時にもまた障害が…。いくつかのゲームの引き継ぎ手続きをしたのだが、モンストだけはできなかった。何故かというと、Googleアカウントを使ってバックアップする方式だったので、制限付きプロフィールではアクセスできなかったから。まあ、あまりやってなかったので子供の「消してもいいよ~」という言葉で消しました。

カスタムROMは問題なく焼けた。おお~6.0ベースは意外に快適だわこれ。

アカウント管理を変える

制限付きプロフィールは問題が多い。…やはり子供専用のGoogleアカウントを作り、キッズ用の制限アプリをインストールして管理、というパターンのほうがいいだろう。そこで、以下の制限アプリを入れることにした。

play.google.comこのアプリはAndroid起動時に起動して、通常のランチャーの上に乗ることで様々な制限をつけることができる。

  • ドロワーに子供に見せたいアプリだけを表示する。
  • Google playストアの起動禁止
  • その他、ホワイトリスト制でアプリの起動管理
  • 通知、設定、アプリ切り替えへのアクセスの禁止

こういうことができるので、子供向けタブレットとするにはぴったりだろう。海外製なのでネットの日本向けフィルタリングはついていないが、基本chromeブラウザを禁止とするのでOKだろう。もちろんGoogle playストアの設定で年齢制限はした。

ということで、改訂版子供向けNexus7が完成した。

またもやゲームに問題が!

端末も軽くなり、これでしばらくは問題がなかったんだが…「パパ~、ドッカンバトルいれて~」→「動かないよ~!」がついに出た。そうです。一部の大手メーカーのゲームアプリはroot取ってると動かないのです…。

この辺は全部起動できないみたいなんだよね~。また違う理由だけど、モンストも初回起動時のリソースダウンロードでコケる。また違った理由でできないゲームがいろいろ出てきちゃったんだな~。

しかも初回起動時にブラウザ開いて広告会社のサーバにアクセスするゲームがたまにあるんだけど、これもブラウザを禁止してるから起動できない。

次に初回に追加リソースをGoogle Play経由でダウンロードするアプリもあって、これもGoogle Playを禁止してると初回起動にコケる。また、Google playゲームを組み込んでいるアプリもしかり。最初にGoogle playゲームを裏で呼び出すので、起動できずコケる。

基本無料(広告付き)ゲームをプレイしていると、広告表示でchromeを呼び出すタイプのものがあり、これもchromeが禁止されていると開けずにコケる。

結局、Gooogle playストア、Google playゲーム、chromeブラウザをホワイトリストに入れてしまった。まあ起動時のアプリ一覧に出てないだけマシだのだが…。

そしてペアレンタルコントロールは崩壊した

上記のように、本当に禁止したかったアプリ群は最終的にすべてホワイトリスト入りしてしまった。すべては広告表示がらみというところが悲しい。また、Androidの標準機能であるマルチアカウントや制限付きプロフィールだと動かないゲームアプリのなんと多いことか。ゲームアプリでトップを走っているモンストですら、マルチアカウント環境ではプレイできないのである。というか、Googleそのものが制限付きプロフィールではGoogle playゲームのアクセスそのものを制限していて、組み込んだゲームで問題が出ることをどう考えているのだろうか。

もう一点だが、スマホゲーはチュートリアルから漢字だらけ文章だらけのものが多すぎる。小学生は読めません。といっても小学生は金払わないから、運営側としては対象外なんだろうけど。そういう点では任天堂はすごい。3DSWiiUのゲームは小学生でも全く迷わないでプレイできるからな。

とにかくAndroidで安心して子供にゲームやらせるのは、(ペアレンタルコントロールが効く)広告が一切出ない買い切りしかないですな。

そしてAndroid 4.4+制限付きプロフィールのころから問題なく動作しているゲームは…。

play.google.com

ほんと、マイクラは安定動作ですよ。Nexus7 2012でも軽々と動作しているし、素晴らしい。ウチでは「クリーパー怖い」という理由でサバイバル+ピースフルというほのぼの設定でプレイしてますわ。

皆さんの家はどうだろうか。iOSAndroidのペアレンタルコントロールに満足しているのだろうか。