韓国(朝鮮半島)は大陸にぶらさがっている地政学的環境から、日本と違い昔から北方大陸とは関係が深い。そこでせっかく韓国にいるので、これまでできるだけ北方大陸の雰囲気を味わおうと中国・東北(旧満州)やロシア、モンゴルにしばしば旅行してきた。
今年は未経験のシベリア鉄道に乗ってバイカル湖に出かける夏休みツアーを申し込んだ。韓国の新聞社の企画で、ハバロフスク発の列車で車中3泊しながら付き添いの講師が講義もするというお勉強もあるので、行く気になった。
韓国人による団体ツアーだったが日本人は別途にビザがいるといい、ソウルのロシア大使館でビザ発給のための面接を受けた。ところが筆者の韓国滞在の外国人登録がジャーナリストの資格なので、「ソウルではビザは出せない。日本で取ってくれ」という。
筆者は過去、ロシアには取材で1回、観光で1回いずれもソウルでビザをもらって出かけている。しかし今はダメだという。仕方なくあきらめることになったのだが、驚いたことに約1万5千円のビザ手数料は返さないという。ノーでも審査したから手数料だというのだ。これ一種のサギじゃないのか? 世界が観光全盛の時代だというのにこんなことをやっている“大国”があるとは。ロシアもまだまだですねえ。(黒田勝弘)
TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画
現代奴隷の目撃写真
この2年あまり写真家のリサ・クリスティンは世界中を旅して、我慢できないほど過酷な現代の奴隷の現実を記録してきました。彼女はガーナの鉱夫やネパールでレンガを運び出す人々等、心に残る写真を紹介しながら、世界中で奴隷扱いされる2千7百万人に上る人々の窮状を訴えます。
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