結婚の約束をしてまでした同棲。
誰もが幸せのゴールテープを切ることを信じて疑わなかった幸せなあの時間。
しかし、その幸せにも終わりを告げる瞬間が来た。
「私は出ていきます。何か不都合がありましたら、メールのみで連絡してください。」
変なフリはさておき、あまり大きな声で言うことでもない&不特定多数の人に言うことでもありませんが、実は私1度同棲に失敗しているんですね。
その当時はかなりショックでしたが、今となってはショックな思い出の1つになっています(ん?)
次回に活かそう、心を入れ替えようということで戒めの意味を込めたり込めなかったりして「同棲に失敗した原因」を振り返って「どうすれば同棲が上手くいくか?」を書いていきます。
ちなみに、この記事で言う「失敗」という表現は「同棲解消」という意味です。
1.同棲が失敗する確率
Q.気になる同棲の行く末は?
結婚した 28.6%
現在も同棲中 34.3%
別れてしまった 37.1%
引用元:https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/10894
この統計から見ると、同棲した方の約4割が別れてしまっています。
結婚を目的に同棲する人ばかりではないにしろ、かなり高い確率で別れるもんですね。
私も親に「同棲すると別れる確率高いから、結婚しちゃったら」なんて言われていましたが、当時は「そんなのこの地域だけだろ」なんて思っていました。
この統計を見ていたら考えが変わったかと聞かれれば、たぶん変わらなかったと思いますがね。
2.私が同棲に失敗した(と自分で思っている)原因
同棲に失敗した原因が1つだとは思っていません。
付き合っている・婚約しているからと言って、お互いに人間ですから気に入らない部分もあったし受け入れられない部分もたくさんありました。
「塵も積もれば山となる」という言葉の通り、小さい不満の積み重ねが後々取り返しのつかないことになってしまうんです。
その中でも特に「これが主な原因だった」というのをいくつか書きます。
□家事の役割分担に対する不満を解消しなかったから
結婚の約束(まあ、婚約ですけど)をしたからと言っても、実際には結婚している訳ではない。
ということを忘れてはいけません。
付き合いが長いからと言って、相手が我慢してくれるというのも甚だしい勘違いです。
それに、結婚したからと言って「家事はお前がやれ」なんて今の時代言えないですからね。(そんな偉そうなこと言えるほどの稼ぎも無いし・・)
家事の役割分担に関しては同棲する前にある程度決めておいて、働く時間を考慮して私の方が少なくしてもらっていました。
その当時の彼女(同棲相手)はアルバイトで1日4~6時間くらいの労働時間だったから「じゃあ、大変だろうから私が頑張るよ」と言ってくれたんです。今考えるとかなり優しいですよね。
そんな生活スタイルで3か月とか4カ月とか過ぎ、彼女も長時間のシフトを組まれることが多くなり、私と労働時間が変わらなくなってきました。
その時点で「俺も何か手伝うよ」くらいに言えば良かったんですが、特に気にもかけずにそのまま過ごしてしまったんですね。
そんな時に彼女の方から提案が。
「少し家事の割合変えない?」
そこでも「分かった」と言えば良かったのですが、「こっちは仕事でストレスも疲れも溜まってんだよ」という意識があった為「そういうのは後で話そう」と先延ばし。
結局のところ、そのまま彼女が我慢して同棲解消するまで続けていました。
この不満を解消していればもう少し違った結果になっていたのかなとも思いますが、問題はこれだけじゃないんですね。
□生活リズムが合わなかったから
彼女が8時から17時で働いている時、私もちょうど仕事が忙しくて8時から22時とか、まあ「サービス残業含む」で働いていたんですね。
週休2日制で土日は完全に休みでしたが、そんな働き方をしていれば休日に何かをする体力もある訳もなく。
仕事が終わって変えるのも夜遅いし、たまに早く帰れる時でもそのまま飲みに行ったりもしてました。
そんなこんなで家ですら会うことも少なく、会ったとしても疲れているからそれ程会話もなく、相手の不満だけがどんどん積み重なっていくことになってしまいました。
何で一緒に住んでいるのか?ってことを考えてしまう原因にもなりえますから、結構重要なことですね。
□相手の親(知人)がちょくちょく来るのが鬱陶しかったから
相手方の親はよく来ていましたね。
一人っ子だし女の子だしで相当可愛かったんでしょう。
私とも仲が悪いという訳ではなく、むしろそこそこ良かったんじゃないかなとも思います。嫌味とかも言われなかったし。(見てないところではどうだか知りませんが)
仲が良いからと言って頻繁に来られるのもね・・はっきり言うと鬱陶しいっす。
ただ、色々とあるからそんなことも言えないし、彼女に「ちょっと来る回数多いよね」なんて言っても「そう?こんなもんでしょ」と聞き入れてもらえないし。
小さいことですけどね。
□食の好みが合わなかったから
食べ物の好みってかなり大切です。
私も多少なりとも偏食ではありますが、彼女は私の比ではなかった。
「とりあえずビール!」くらいの感覚でマヨネーズを入れられるものにはマヨネーズを入れていました。
マヨネーズベースの野菜炒めとか作られた時には衝撃でしたね。
「ちょっとキツイな」とは言っても中々改められず、結果的に私は納豆で食べるみたいなことが結構ありました。
最初の頃はお互いに頑張るから問題ないかもしれませんが、どちらかが歩み寄らない限りはどんどん深刻な問題になってきます。
毎日食べるものですからね。
□私がだらしない(現在進行形)から
一言でまとめると「私がだらしない」ってことなんでしょうね。
本当にそう思います。
「時間が無い」と言い訳してきちんと話し合いをしなかったことが良くなかったんだと感じています。
3.その他、同棲に失敗する原因
ここからは、他人のエピソードや「こんな理由でも同棲で失敗するんだろうな」って想像した原因を書いていきます。
□同棲する目的が明確でないから
同棲する目的と言えば「結婚」くらいしか思い付きません。
頭が固いんでしょうね。
まあ、目的が明確でなくて「楽しそうだから」とか「1度はやってみたい」なんてのだと普通に考えて続かないですよね。
嫌なことがあっても縛るもの(言い方悪いけど)がない訳ですからね。
□金銭的な問題
同棲したはいいが予想以上にお金がかかってしまい、どうにもできなくなって同棲失敗。
または、自分か相手のお金の使い方が荒くて借金してしまうとか「この人大丈夫かな」という不安が出てきてしまう。
お金に関しては色々と大変ですよね。
家賃や光熱費などの生活費の負担の割合なんかでも揉める人もいますしね。
実際、私の従妹は金銭面で相手が問題を抱えていたから同棲を解消したと言っていました。
□外出する機会が少なくなってマンネリ化してしまう
お互いに実家暮らしで付き合っている時は会う場所が無いから外で会っていた。けど、一緒に住んでからは外に出る理由も中々ないし、お金もかかる。
だからと言って、家にずっといるとマンネリ感が生まれてしまいます。
私は意識して1カ月に何回か一緒に外に出掛けたりしていましたが、それでも少しはマンネリな感じはありましたね。
これが決定打にはならないでしょうけど、失敗の要因としては小さくないのかなと。
□我慢できない習慣がある
今まで育ってきた環境が違う訳だから、一緒に住んでみると「えっ、何してんの?」ってビックリする習慣がお互いにあるんですよ。
食と同じで、受け入れられるものは受け入れられるけど、全部が全部受け入れられる訳ではない。
最初のうちは「まっ、いっか」なんて割り切れるけど、これもやっぱり積み重ねがあると無視できない部分も出てくるんですよね。
そこで改められることなら良いんですけど、そうもいかない習慣というのもありますからね。
□結婚する気が無い
男の人に多いと聞きます。
もとから結婚する気が無くて、「とりあえず一緒に住んでみた」っていう人。
これに関していえば「失敗」でもなんでもないですよね。
結婚する気が無くて一緒に住むのがゴールならそれはそれで上手くいってるし。
□浮気・暴力
私が住んでいるのは田舎なのでコミュニティが狭いんです。
だから、結構噂で回ってくるんですね。
「あそこは浮気して別れた」だの「この前顔に痣作ってたよ」とかね。
私の周りこんなのばっかだから怖い。
他の人の浮気や暴力関連の同棲ツイート
隣の同棲カップルが白昼大喧嘩してて女の子大泣き、じゃあどうしたらいいの?!暴力はやめて!!
— 如月琉華子 (@rukaco_3) 2016年5月14日
って泣き叫んでる
心苦しい。
同棲してた彼氏に浮気されて1人で日本に来たと聞いて完全にシンパシー
— かなこ (@s_s_skanako) 2016年5月31日
□「お母さん」になってしまう
相手の世話をしているうちに恋人感情とかそういうものを越えてしまい、お母さんのような感情を持ってしまうこともあるようです。
でも実際にはお母さんではなく恋人なので、そんな死ぬまで世話するみたいなことはしてくれない訳で。
「○○君、洗濯物は畳んだのかな~?」なんて揶揄されているうちが華で、時間が経つにつれて「私は家政婦じゃありません」と言われてしまいます。
一緒に住む=世話をするではないので、これも失敗する要因です。
4.同棲に失敗しない為には?
「同棲は失敗するからやめておけ」って言われても、若いうちは冷静になり切れない部分があって勢いに任せて突き通してしまうこともあります。
それに、同棲ってのは結婚前に相手のことをよく知る良い機会だと思っています。
どうせ同棲するなら(ダジャレじゃないよ)最終的には幸せな形に持っていきたいと誰もが思うはずです。
こんな記事を書いたくらいだから、どうすれば同棲で失敗しないかを自分の経験から書いていきます。
□結婚までの期限は決めておく
同棲する前の段階で「○月○日になったら結婚する」とか決めちゃえば良いんですよね。
結婚ってきっかけや勢いがないと出来ないし、考え込んだら尚更です。
結婚前提の同棲だったらいつまでに結婚するって決めた方が目的意識も出てくるし、お互いにどうすれば生活がより良くなるかも考えるようになるので、ぜひ検討してみてください。
□同棲前、もしくは早い段階でルールを決めておく
ルールを決めるのは早い段階が良い。
「後で良いや」とか考えていると結局は決まらずに終わってしまいます。そうなるとどちらか我慢することになってしまいますからね。
あんまりギチギチに決めてしまうと窮屈になってしまうので、ざっくりでも決めておくことをオススメします。
□定期的に話し合いの機会を設ける
一緒にいるから相手の気持ちを分かった気がするけど、実際は他人の本当の気持ちなんて分かりはしない。だから定期的な話し合いは大切。
普通に生活していると中々言えないことがあるので、それを話す機会を作る為に1カ月に1回とかでも良いから定期的に話し合いをしましょう。
「定期的」って部分が重要ですよ。
□お金は2人で管理する
管理の仕方はそれぞれのカップルにあるとして、片方だにお金の管理を任せてしまうのは良くない。
絶対に不満が出てきます、2人ともね。
個別に財布を持つにしても一緒にするとしても、必ずお金に関しては透明性を意識して管理しましょう。
お金で揉めるってのは結構嫌なことですよ。(経験談じゃないですよ)
□お互いに自立すべきところは自立する
スーツをクリーニングに出すであったりとか、食事が終わったら食器を片付けるであったりとか、部屋は綺麗に掃除しておくだったりとか、基本的に自分でやるべきことは相手に甘えずに自分でやる。
結婚という前提があるにしろ、相手に寄りかかりっぱなしではいつしか痛い目を見るかもしれないし、そもそも大人としてどうなのって話です。
甘えっていうのはただの邪魔者でしかありません。
やるべきことはやって自立する。
□相手のことを無意味に疑わない
「浮気してるんじゃないか?」とか証拠もないのに疑わない。
疑い始めるときりがないし、不信感も生まれてきて何をしていても疑わしくなる。
証拠が出てきたら疑えば良い訳だし、あんまり深く関わり過ぎると絶対ろくなことにならないから要注意です。
□他人の持ち物に触らない(勝手に捨てない)
人の部屋に無断で入って漫画本を見てみたりフィギアを眺めてみたりとかしちゃいけません。
もっといけないのは携帯電話やスマホの中身を見ること。
プライバシーやらなんやらで夫婦間でもいけないことな訳ですから、人のものに勝手に触っちゃいけません。
捨てるのもいけませんよ、当然ですけど。
□感謝の気持ちを態度・言葉・行動で示すことは本当に大切
「ありがとう」って言えるのが一番良いです。
けど、毎日言うのってなんだか形式上になってしまいそうだから、態度や行動でも表せるようにしておいた方が良いです。
感謝の気持ちを示すことでやってもらうことが当たり前になってしまわない効果があります。「これはこの人にやってもらってんだ」と意識するだけでも十分にその人にやさしく出来るようになりますから、意識して「ありがとう」の気持ちを示しましょう。
まとめ
なんだかんだと書きましたが、自立心・感謝の心をお互いに持って話し合いながらやっていくと同棲生活も上手くいきます。
同棲は失敗しやすいってのも事実ではあります。
この記事が少しでも同棲を考えている人・同棲している人の役に立てれば嬉しい限りです。
では。