こんにちわ、サユです。
今回は都合により、いつもと違う文体でお送りいたします。
これから、ネットを利用した職業に関しておおいに贅沢を言ってみようと思う。
うつ病でニートで障害者年金を貰っている私が本来「職業選択の自由」なんていう甘いことを言える身分ではないという現実は、一旦忘れておいてほしい。
⑴
まず、自分で商品を用意できない職業はダメだ。
自分が売るものの調達を他人に頼ったら、その他人が潰れた時に困るじゃないか。
売ることだけを目標とする仕事はどうにも納得できない。必要な仕事であることはわかっているけれど、実際自分が売っている商品にどれほどの思い入れがあるんだろうか。
自分が売ったものが客に不利益をもたらした時に「自分は売っただけですから」と逃れられてしまう立場は卑怯ではないか。
売ることを仕事にするならば、品物の調達まで自分の責任で行いたいものだ。
⑵
品物を自分で用意するにしても「稼ぐ方法を教える」というのはダメだ。どうしてもマルチとか何とかいう単語が頭をよぎる。
それは情報商材に限らず、書籍でも同じこと。買った方法で稼げなかった人間の手元には支出だけが残る。買った奴が悪いと言ってしまえばそれまでだが、売る方も相当のものである。読み物としての価値があるならば、まだ心が救われるだろうか。
「100%誰でも何もしなくても必ず稼げる手段」を発見しない限り、私はこの手の商売はできない。買ってくれた相手の期待をある程度の割合で裏切ることがわかっている品物を売りたいとは思わない。
⑶
自分で生産することを考えた場合、ライティングのクラウドソーシングにはあまり良い印象が無い。
私はこれまでにネット上の話をそれらしく並べたててお金を貰ったこともあるし、ネットから情報を集めてプレイしたことのないゲームの攻略記事を書いてお金を貰ったこともあるが、いずれも苦痛なだけである。お金のためとはいえ、良心の呵責との戦いであった。
もちろん誠実な文章を書いたことのほうがはるかに多いが、提示されたキーワードを見て思わず「無理ゲーww」と呟いたことは数知れない。
運良く自分の得意分野と合致するテーマがあれば、誠実に楽しめるかもしれない。しかし、書いた文章は大抵依頼者のものになり、どこかのサイトで自由に使われる。そこに、私が書いた文章である必要性は無い。
同じクラウドソーシングなら、デザイン系の方が「私の作品」として形が残せるのでやり甲斐がありそうだ。ただしその分難易度は高いが。
⑷
何故こんな話をしているのか。それは、私がアフィリエイター養成情報商材に20万円ほどのお金を費やしてしまったことを後悔しているからにほかならない。
私は真剣に、自分の退路を経ってアフィリエイターに挑戦しようと思ったのだ。だからそれなりに高額な情報商材に手を出した。もしかしたら「アレか…」と思い当たる方もいらっしゃるかもしれない。
けれど、私はアフィリエイターにはなれなかった。来月から本格的に始まる情報商材を実践する以前の問題だった。
私には、自分で責任を持って商品を用意できないということが耐えられなかった。そして、自分が愛着を持っていない商品を売るために一生懸命頑張ろうという気持ちにはどうしてもなれなかった。アフィリエイターになった自分を想像した時、恐怖しか感じなかったのだ。
自分はアフィリエイトで幸せになれる人間ではなかった。全く、どうしてもっと早く気付けなかったのか。
ここまでの話でおおいに誤解を招いていると思うので言っておくが、私はアフィリエイターを尊敬している。すごい才能と技術と幸運を持ち合わせた人だと思っている。これは本当だ。
情報商材にも罪はない。
ただ、私には無理だ、という話。
情報商材は返品不可だ。もともと少ない貯金が大幅に削られることになってしまった。完全なる自業自得だが、どこかに八つ当たりせずにはいられない。いっそ普通にアルバイトして取り戻せれば良いのだが、それができれば私は障害者年金なんかもらわなくとも済むのだ。
そこでこんな記事を書いてみた。少しだけ心の慰めになったように思う。
……はい。そんな感じです。大変失礼いたしました。
明日からは平常運転に戻ります。落ち込むのは今日までだ!!