「元気ですかー!」アントニオ猪木氏、「元気にする会」新代表に
2016年6月3日15時52分 スポーツ報知
「日本を元気にする会」の松田公太代表(47)が3日、国会内で記者会見し、党の代表、幹事長職を辞任すると発表した。後任にアントニオ猪木最高顧問(73)を指名した。
松田氏は、辞任の理由として「党の勢力を拡大できなかったことが大きい」と述べた。「元気にする会」に所属する国会議員は3人で政党要件を満たしていない。辞任は「ここ3か月間、心の中で決めていた」と明かし、国会閉会翌日の2日に辞表を提出し、承認されたという。今後、役職につかず党にとどまるとしたが、参院選出馬に関しては来週中に決断するとした。
新代表として紹介された猪木氏は、第一声で「元気ですかー!」とあいさつ。「老体にむち打つことになるが、若い人たちに生き様を見せる。新しい『元気』を発信していきたい」と意気込みを語った。前日2日に新代表の正式打診を受けたという猪木氏は、今後の勢力拡大について問われると「そこは今後体制がしっかりした上で考える」と述べるにとどめたが、「何がしたくて政治家になったかを思い出して、私のできる外交分野を推し進めていく」と意欲を見せた。
参院選が迫る中で、松田氏は「他党に対して、私よりフレキシブルに対応できる猪木さんに期待しています」と期待した。