06月03日 19時00分
偽造されたとみられるクレジットカードが、全国のコンビニエンスストアなどのATMで一斉に使われて多額の現金が引き出された事件で、愛知県内では逮捕された2人のほかに、少なくとも3つのグループが関わった疑いのあることが警察への取材で分かりました。
5月15日、偽造されたとみられるクレジットカードが全国にあるセブンイレブンやファミリーマートなどに設置されたATMで一斉に使用され、現金が不正に引き出されました。
警察によりますと、引き出された金額は全国で合わせて約18億6000万円にのぼり、引き出し役は100人以上の可能性があるということです。
警察はこのうち、名古屋市北区と小牧市の店舗で現金合わせて120万円を引き出したとして、いずれも愛知県内に住む28歳の男2人を窃盗の疑いで逮捕しています。
これまでの調べで、愛知県内では26の店舗で合わせて2020万円が引き出されたとみられていますが、警察によりますと、防犯カメラの映像を解析した結果、2人のほかにも、少なくとも3つのグループが関わった疑いがあるということです。
引き出しは各グループが名古屋市郊外の瀬戸市や刈谷市などの地域で別々に行っていたということです。
警察はそれぞれが地域について指示を受けていた可能性があるとみて調べています。
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