06月03日 19時00分
女子高校生の情報発信力を行政の広報活動に生かしていこうと愛知県豊橋市が設置を予定している、「JK広報室」を巡って、3日、地元の女性らが「JK」は性産業で男性の客寄せに使われていて社会的な誤解を招きかねないとして名称を変更するよう申し入れを行いました。
豊橋市は市制110周年事業の広報活動を強化するため、地元の女子高校生たちが企画を立案したり、SNSなどを使って市の事業をPRしたりする「JK広報室」を、6月、新たに設置する予定で、現在メンバーの募集を行っています。
これについて、地元の女性20人が豊橋市に対して申し入れを行いました。
それによりますと、「JK」という表現は性産業で男性の客寄せに使われていて、女子高校生に対して社会的な誤解を招きかねないとして、名称を変更するよう求めています。
メンバーの1人で、愛知大学で社会学を教える樫村愛子教授は「JKという言葉は性産業で広く使われている。行政の企画として使うにはふさわしくない」と話しています。
これに対して、豊橋市広報広聴課の渡辺英仁課長は「JKは若い世代を中心に一般的な言葉として使われているがマイナスのイメージがあるとしたら逆に払拭できる企画にしたい」と話していました。
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