06月04日 09時23分
偽造されたとみられるクレジットカードが、全国のコンビニエンスストアなどのATMで一斉に使われて多額の現金が引き出された事件で、愛知県内では、複数のグループが同じ店舗を別々に訪ねて、それぞれ現金を引き出していたことが警察への取材で分かりました。
5月15日、偽造されたとみられるクレジットカードが、全国にあるセブンイレブンやファミリーマートなどに設置されたATMで一斉に使用され、現金が不正に引き出されました。
警察によりますと、引き出された金額は全国で合わせて約18億6000万円にのぼり、引き出し役は100人以上の可能性があるということです。
警察はこのうち、名古屋市北区と小牧市の店舗で現金合わせて120万円を引き出したとして、いずれも愛知県内に住む28歳の男2人を窃盗の疑いで逮捕しています。
これまでの調べで、愛知県内では26の店舗で合わせて2020万円が引き出され、少なくとも3つのグループが関わった疑いがあるとみられています。
警察によりますと、このうちの複数が同じ店舗を別々の時間に訪ねて、それぞれ現金を引き出していたということです。
警察はグループのメンバーの特定を進めるとともに、引き出しが行われたいきさつを調べています。
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