士業者は・・・
準備書面を書いているのであるが、今日たまたま重度後遺障害の被災者2人から電話があったのである。
玉木弁護士からは、この職業を行うのは、一本精神が切れていないとやれないと以前から言われている。
クライアントに感情移入をすると、士業者のほうが滅入って頭がおかしくなると言われるのである。それでうつになったり、業務が出来ないようになった弁護士を見てきたと聞いていたのである。
当職も玉木弁護士の忠告も良く分かっているし、決して精神が壊れる士業者ではないし、クライアントの前では絶対に一度も泣かないが、自宅で夜中に号泣していることもあるのである。
己の無力さや、遺族の無念さを考えると労災認定で勝てなかった、民事損害賠償でゼロ回答であったことはないが、やり切れない思いが募り、悲しい筈の遺族が、
「本当に、久保先生にはお世話になり感謝しています。」と言われたなら、当然に当職もその場では謝辞を述べ、力及ばなかったことについての謝罪をしているが、本当は、その夜自宅で号泣しているのである。
当職も開業19年目となり、あの大弁護士の玉木弁護士と組ませて頂いて、現在も何件もの労災事件を引き受けている次第である。現在引き受けている事件は全て、労災認定は下りているので、今後の障害等級と民事損害賠償請求となっている。
当職のところにスポットで来る事件は、重篤な労災事案ばかりなので、普通に休業補償給付を2~3年受け、その後、労災の障害等級が決定され、それから民事裁判である。並行してやることもあるが、依頼を受けてから、裁判が終わるまで、平均で5年以上掛かっているのである。
それでも、クライアントは当職が腕が立つと思って来てくれているのである。
だから、顧問先企業も大切であるが、人生を託して当職に依頼してくれた被災労働者や、遺族のことも同じように当職にとっては大切なのである。
当職は、本当に情に厚いので結構辛いのであるが、反対に何ら瑕疵もない被災労働者を見ていると、当職自身がしょうもないことで、考えることはないと思えて、当職は五体満足でアホに取りつかれているが、そんなことはどうってことないさ!と思えて来るのである(笑)。
当職は、自身で述べるのは烏滸がましいが、最高の士業者人生を過ごしていると思っているのである。
顧問先の業も絶好調であるし、スポットの事件は全てのクライアントが当職のことを信用してくださっている。
申し分ないのである。玉木弁護士も孝三さんも一緒にやっているが、何かあれば当職に全てのクライアントからいの一番に電話が架かってくる。それは、当職が最初に事件を受けたからである。
当職は、正直言って、富士通時代に一番仲が良かった神戸支店長までした、息子が35歳の若さで病に倒れたことが気にかかってどうしようもないのである。
それでも、当職は嬉しかった。
皆、困ったら当職の顔を思い出してくれたと言うことである。あいつなら、絶対真摯に向き合ってくれると思っているからこそ、携帯に電話して来るのである。
当職は、業だけではなく、周りの人間関係でもそれだけの信頼関係があるのだなと、つくづく思った次第である。当職の、人生は捨てたものではなかった!!とますます元気になった次第である(笑)。
職業柄もあると思うが、いつも平然と、過労死・過労自殺の話しが来ているが、私はどれだけ来ても絶対に慣れたくないと思っている。自宅で号泣しても、士業者として遺族の前では、決して泣かない。
それが、真の士業者である。士業者がやるべきことは、遺族に迎合することではなく、労災認定を得て、企業に勝つことである。
それでもね、当職も社労士如きで、野性の雌ベンガル虎もここまで根性決めるのは、相当程度掛かったんですよ(笑)。
でもね、補佐人制度で社労士も労働社会保険諸法令の裁判には出廷できる運びとなり、今回は労災の民事損害賠償請求で出て行くのですよ!玉木弁護士は昭和32年生まれだけど、今回の弁護士の方は昭和16年生まれだから、玉木先生の大先輩ですよ。
まあ、当職と2人で法廷に出て行くのだから。
また、彼が当職を選んでいることに対して、社労士業界の皆様は称賛してください(笑)!
副代理人で弁護士を選任するのではなく、補佐人の当職と一緒に闘うと決めているほど信頼関係があるのである。
こういう言い方をすれば非礼なのであるが、どうせ、岡山地裁の裁判官など特別法の労災保険など御存知ないだろうから、当職がこれから詰め捲くってきます。
この弁護士の方とは、現在75歳であるが、両親がお父さんの弁護士の代からの付き合いであった。
また、どこかのアホが岡山地検に当職が、弁護士に対して周旋、あっせんをして業として利ざやを稼いでいるとアホな刑事告発をした。そんなことは、岡山で昵懇な弁護士であれば皆分かっていることで、昵懇な弁護士は彼ばかりででなく、当然に他にも数人いる。
アホじゃねんか!
今回、それら全てを踏まえて岡山地方検察庁が、当職の告訴状を受理していると申し伝えておく。