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AKIRAの文学を愛する日記

愛読書の紹介やアフィリエイトの方法をくわしく書いてます

花夜光「白猫探偵の事件簿」の書評

愛読書-ミステリー

「白猫探偵の事件簿」は、刑事の「春馬晃」が小学生4人が失踪した事件を、従兄弟の「春馬龍一」や、龍一の飼い猫「アビス」と一緒に事件を解決していくミステリー小説です。

不可解な事件が続く小学校!?

晃が解決しようとしているのは、ある小学校で女性教師が自殺をした後に、生徒4人が行方不明になってしまった事件です。この小学校では30年前にも同じように1人死亡、4人が行方不明になっていました。

そこで刑事の晃は、霊の仕業じゃないか?・・・そう思って、霊感の強い龍一を頼る事にしたのです。こうして、晃・龍一・アビスの2人1匹で事件を解決するために小学校へ乗り込む事になったのです。

小学校で子供達を発見!それが恐怖の始まり?

晃は事件を調べていくうちに、失踪した子供の1人である「大野将宗」の母親である「大野幸枝」を尋ねていた時に、ある不可解な事に気付きました。

それは、子供達が失踪する前に、女性教師が映っている写真がアルバムから1枚だけ無くなっていたのです。晃は「事件と何か関係があるのか?」少し気になりながら、龍一やアビスと一緒に小学校へ乗り込む事になりました。そして、小学校へ入ったら、一瞬だけ風景がグニャリと曲がったような気がしたのです。しかし、晃達は子供を探す手がかりを見つけるために小学校へ入っていたら・・・何と失踪した小学生達と遭遇したのです!

しかし、それは恐怖の始まりでした。

子供達が行った降霊術

なぜ、今まで子供達は発見されなかったのだろうか?理解に苦しむ晃達でしたが、とりあえず子供達と一緒に校門から出ようとしたら、学校から出られなくなっていたのです!それはまるで、結界をはられているかのように。

何もない空間なのに晃達はじき返されて、学校から帰られなくなっていました。訳が分からない晃達でしたが、なぜこのようになったのか、子供達から事の顛末(てんまつ)を教えてもらう事になったのです。子供達は亡くなった女性教師に会いたくて、深夜の時間帯に学校に忍び込んで、子供達は降霊術を行って女性教師に会おうとしました。その結果、女性教師の代わりに恐ろしい悪霊が現れて学校から出られなくなったと言うのです。こうして晃達は悪霊と戦いながら、学校から脱出する方法を探して行くことになりました。

・・・はたして、どのような方法を行えば晃達は学校を脱出できるのか?

推理と怖さを同時に楽しめる小説

私が、この「白猫探偵の事件簿」を購入したきっかけは、たまにはミステリー小説を読んでみたいと思ったのと、猫が好きだったという事でした。

そして、この本を読んでみたら推理だけでなく、ホラーも同時に楽しめる小説だったのです。そのため、ミステリー小説に関係がなく、学校の怪談などに興味がある方が読んでも楽しめる小説となっています。

 

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白猫探偵の事件簿 (富士見L文庫)