蹴球探訪
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【首都スポ】関東大学サッカー 11位から流通経大はよみがえる!! 逆襲のキーマンはジャーメイン良2016年6月3日 紙面から
第90回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は前半戦の終了まで残り2試合となった。過去3度優勝の強豪、流通経大は予想外の11位。3勝1分け5敗と負けが先行し、勝ち点10で下位に沈んでいる。1トップのポジションを現在務めるFWジャーメイン良(3年・流通経大柏)の復調が待たれるところ。一方で、高校からの後輩であるMF久保和己(2年)が頭角を現してきた。 (関孝伸) 低迷しているチームと同様、エースFWジャーメインにも元気がない。最大の武器とする爆発的なスピードを発揮できていない。 「リーグ戦で絶対に優勝できると信じて、気合を入れてシーズンに入りました。個人としては、ゴールをたくさん決めたいと思って意気込んでいました。でも、うまくいっていません」 1年時の一昨季に、総理大臣杯全日本大学トーナメントと全日本大学選手権で優勝を経験した。昨季は無冠に終わったものの、個人的には全日本大学選抜入り。3年となった今季は大きな期待を背負っているが、ここまでは9戦2得点と物足りない。 「3年になったので、責任感をもってやろうと思ったんですけど…」 上級生としてチームを引っ張っていこうとの思いが、むしろマイナスに作用している。チーム全体のことを考えるのは、もちろん悪くない。しかし、それによって、自分自身のプレーだけに集中していればよかった、下級生時代のがむしゃらさやひたむきさを忘れてしまっている。 中野雄二監督は「運動量が減っている」と指摘する。「ディフェンスラインの裏を狙って、そこに抜け出すための動きを何度でもやってほしい」と注文をつける。 「今までは1トップは真ん中にいてプレーした方がいいかなと思って、真ん中で(構えて)プレーすることが多くなっていました。でも、それだと自分のスピードを生かし切れません。特長を出すためにも、今後は裏を狙ったり、サイドに流れたりする動きをもっと増やしていこうと考えています」と、ジャーメインは話す。一般的には1トップは中央で構えて攻撃の起点になる必要があるが、相手としては、ジャーメインに背後に飛び出される方がやっかいだ。 チームにまったく貢献できていないと嘆く。ここはもう開き直り、ぶっ倒れるまで動きまくるしかない。 「今までの2点は両方とも負けた試合で決めたものなんです。勝利につながる逆転ゴールとかを1点取れば乗っていけますし、そういう点を早く決めて、最終的には全部で10点は取りたいです」 スピードスターがピッチ上で躍動する姿を周囲は待ち望んでいる。ジャーメインよ、まずは相手をぶっち切れ! ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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