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【ゴルフ】

20歳池村、初の首位発進 大会最年少美酒だ

2016年6月3日 紙面から

◇日本ツアー選手権<第1日>

第1日、2アンダーで首位の池村寛世=宍戸ヒルズCCで

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▽2日、茨城県笠間市、宍戸ヒルズCC西コース(7384ヤード、パー71)▽晴れ、気温23・2度、北3・3メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽129選手▽観衆2516人

 プロ4年目、20歳の池村寛世(ともよ)が5バーディー、3ボギーの69で回り、プロ初の首位発進を飾った。無印の新鋭が大会最年少優勝記録(22歳7カ月9日)の大幅更新とともに、史上3番目となる日本タイトル獲得の年少記録を狙う。宮本勝昌(43)=ハートンホテル、小袋秀人(25)=戸塚CC、ショーン・ノリス(南アフリカ共和国)の3人が池村とともに首位で並び、谷口徹(48)と藤田寛之(46)=葛城GC=が1打差で続いた。

 ギャラリーの拍手はまばらだったが、胸を張っていいラウンドだった。アンダーパーはわずか6人。平均ストローク75・975という高難易度ながら、池村は強風にも動じず、ガラスのように硬くなったグリーンもきっちり攻略してみせた。

 「パープレーでもいい順位にいくんじゃないかと思っていた。(優勝の)チャンスもあるのかなと思う」

 圧巻は、最難関の17番パー4(481ヤード)だ。残り190ヤードの2打目を5番アイアンでピンそば4メートルに寄せ、難なくバーディー。「ボギーでも仕方ないと思っていたので、一番うれしかった」と初々しくはにかんだ。

 知名度の高い焼酎として知られる「魔王」の原材料となる安納芋(あんのういも)を栽培する両親を手伝いながら、昨季は下部ツアーで2勝を挙げた若手有力株だ。5月の大型連休中に帰省すると、練習やトレーニングに向かうのではなく畑に駆り出された。1日6時間、芋の苗植えを手伝い「太もも、ふくらはぎが痛い。ずっと曲げているんで」と笑う。

 苗植え、水やり、収穫、出荷−。7歳から畑作業で鍛え上げられた下半身を存分に生かし、ドライバーの平均飛距離は300ヤードを誇るが、いまはあえて“封印”。「飛ばすより真っすぐ」と安定性を重視したマネジメントが好スコアの要因だった。

 プロ13戦目、今大会初出場。「欲を出しすぎず、トップ10に入れれば」と控えめだが、難コースに崩れる実力者たちを横目に堂々たるプレーだ。ツアー初優勝、大会最年少優勝記録の更新どころか、史上3番目の若さで日本タイトルを獲得することも、決して夢物語ではない。 (松岡祐司)

 

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