5/5
初めては野外の浜辺で
うん。結構、て言うかかなり強すぎじゃね?なんだよ星魔道とか。威力高すぎて使いどころないじゃん......
見るからにやばそうな技名ばかりだったぞ。
「えーっと......」
彼女に見たままのステータスを話すと、
「わぁ!すごいよシオン!これで敵なしだね!画面の向こうにいた頃にシオンが俺つえぇー?てやつができるね!」
花が咲く様な笑顔でまるで自分の事のように喜び......
まて、画面の向こう?
「なぁ、イベリス?もしかして、ゲームの頃の記憶もあるのか?」
彼女は頬を染め、
「うん。うっすらとあるよ。空母だった時の記憶も
ゲームの時の記憶も。その......てーとくが私でしてくれた事も...」
まじか......好きな人にオカズにしてた事がバレるとか最悪だ...恥ずか死ねる
「その、嬉しかったよ?シオンが私の体で興奮してくれたこと。」
そう言い、俺の首に頭を埋める彼女。
......何がとは言わないがナニが大きくなってくる。
(や、ヤバイ!静まれ息子よ!ってかでかいな、ナニがとは言わないが...)
ヤバイと焦り息子の暴れん坊将軍に視線をむけ、前世よりもワンサイズ大きくなっている事に気づく。
何故かと考えようとして、不意に彼女の体がピクリと反応する。
......そりゃバレるわな。マッパで息子をさらけ出し80%の出力を出しているエクスカリバー。
彼女と裸で密接する事により、彼女のモチモチつるつるの柔肌で今なお出力増加中だ。
(......終わった...ん?)
諦めて謝罪の言葉を考えていると、彼女が腰と内股をもじもじさせ、右手が悩ましい動きをしている事に気付く。
首筋には熱く艶やかで色っぽい吐息、
下腹部には何やら液体のたれる感覚が。
(お、おい。これってまさか⁉︎)
「あの、シオン?シオンが良ければ、その....いいよ?」
顔を赤くし、瞳を潤ませ更には上目遣いの彼女はとても可愛らしくてえろかった。
「私シオンのためなら何でもできるよ?嫌な事でも我慢するし...え、えっちな事でも頑張るから......
シオンのその、それ、私のせいでおっきくなっちゃったから...だから私の体で良かったらつかって?」
そういう彼女の甘い言葉に理性がガンガン揺さぶられるが、ギリギリで耐える。
......耐震工事、早めにお願いします!
「えっとさ、こういう事はもっと雰囲気とか場」
例えば夜、高級ホテルのふかふかベッドでお互い抱きしめ合いながら愛を呟き合うんだよ。そしてキスから始まり徐々に熱く、激しく絡み合っていく。
2人を見守るのは人間の生み出した人工の星の光だけ......何さ、おっさんが夢見て悪いか!
だけど俺が言い終わる前に口を何かで塞がれる。
柔らかく、熱く、甘いような感覚が広がり、鼻で息を吸えば柑橘系の甘く爽やかないい香り。
俺はキスをされている事に遅まきながら気づく。
「あむっ、ちゅっ、ちゅる、ちゅ、ぷはぁ、はぁはぁ、はむ、ん、ちゅ、んぁあ、はぁ、ふぁ」
「ちょっ!イベ、ん、あむ、ん、ちゅ、ぷあ、はぁ、ちょっとまって!イベリんむ!むちゅ、ちゅう、ちゅる、んはぁ、はぁ、はぁ」
キスが終わりしばらく無言になり、お互いの吐息と波の音だけが響く。
「......シオンは私なんかじゃ、いや?」
「まさか!何なら今すぐにで......あ」
心臓の音がバクバクとうるさいが、彼女の心臓もバクバクしてる。
......胸部装甲が薄いからダイレクトに振動が伝わるんですよねー
「......いいよ。私の初めて、シオンにもらってほしいなぁ?」
そうコテン?と頭を傾げる彼女を見て、自分の理性が音を立てて崩壊するのが聞こえた。
俺は彼女をコロンと転がし上に覆い被さりだきすくめる。
ピクリと震える彼女に、
「愛してる」
とだけ告げ、僕らはお互いの体を貪り、もとい愛し合った。
......まさかこの世界での童貞処女を野外の浜辺で捨てる事になるとは思わなかった...
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。