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 ドイツ検察当局は2日、過激派組織「イスラム国」(IS)の指示を受け、日系企業が多数進出している独西部デュッセルドルフで自爆テロを計画していた疑いで、シリア人の男3人を逮捕したと発表した。

 当局によると、3人は25~31歳で、すでにフランスで身柄を拘束されている別のシリア人の男と共謀。デュッセルドルフ市中心部で2人がベストに装着した爆弾を起爆させて自爆し、残りのメンバーが通行人を銃や爆発物で殺害する計画を立てていたという。

 男らのうち2人は2014年にシリアでIS幹部と接触し、「デュッセルドルフ旧市街で自爆テロを実行しろ」と指示されたという。その後、トルコやギリシャを経由してドイツに入国したとみられている。

 現地の日本総領事館によると、デュッセルドルフ市には6千人以上の日本人が居住。日系企業が集中し、欧州屈指の日本人街がある。(ベルリン=玉川透)

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